Live Meetingを活用した研修サービス

MSのパートナー向けトレーニングノウハウを御社にも

2007/04/27

 グローバル ナレッジ ネットワーク(以下グローバル ナレッジ)とマイクロソフトは4月27日、企業内のオンライン研修サービス「V-Class」を開始すると発表した。サービスのインフラにはマイクロソフトのWeb会議サービス「Microsoft Office Live Meeting」(以下Live Meeting)を利用、両社はサービスの運営やパッケージ開発、共同検証およびマーケティング活動で協業する。5月から提供を開始するが、7月まではパイロット期間(グローバル ナレッジ)として、提供価格を安くするなどのキャンペーンを実施する。

グローバル ナレッジ写真1 グローバル ナレッジ ネットワーク eソリューション部 黒澤慎氏

 V-ClassのインフラであるLive Meetingは、ASPとして提供されるため、サーバソフトのインストールや展開は不要。PCとインターネット接続、電話回線があればLive Meetingに参加できる。

 参加のパターンは2種類ある。1つはクライアントPCにActive Xのコンポーネントをダウンロードする方法、もう1つはWebアプリケーションとしてサービスを利用する方法である。クライアント環境はMacOS X 10.3、Solaris 9でも可。クライアントPCにWindows以外のOSがインストールされている場合は、Webアプリケーションとして利用する方法が一般的である。管理側のPCの画面をキャプチャし、更新の差分情報をネットを通じて随時クライアントPCに送る仕組みであるため、MacOSやSolaris上でも、Windowsライクなインターフェイスが一部画面に表示されることになる。

グローバル ナレッジ写2真 管理側のPCの画面がクライアント側に映し出される

 今回リリースする「V-Class」は、全国規模の研修を多人数の受講者に対して実施するもの。これまでグローバル ナレッジでは、マイクロソフトのパートナー向けトレーニングをV-Class形式で行ってきたが、そのノウハウを顧客向けのサービスとして提供する。最初の導入事例として、同社は三井情報開発(研修実施時はネクストコム)を紹介、全国14カ所の営業所に散在する900人の社員を対象に、「コンプライアンス」「電気用品安全法」「建設業法」の研修をV-Classを利用して実施したという。

 同サービスの提供を通じて、グローバル ナレッジでは、オンライン研修の実施や運用を支援するだけでなく、研修の内容を記録しておき、プレイバックコンテンツとして配信することや、実施したセミナーに関するレポートを提供することなど、オンライン研修を一貫してサポートする体制を構築する。

(@IT 谷古宇浩司)

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