得意技術の融合で市場リーダー目指す

WiMAX基地局開発で東芝とノーテルが提携

2007/05/18

 東芝と加ノーテルネットワークスは5月18日、モバイルWiMAX基地局の新製品開発を共同で行うと発表した。東芝が得意とする小型化や高効率化技術と、ノーテルが持つOFDMおよびMIMOの技術が相互補完的であることから「得意技術の融合によりトップクラスの性能と低コストを実現したい」(東芝 執行役常務 社会システム社 社長 木村俊一氏)という。これまで総務省東北総合通信局の主導で進めてきたWiMAX実証実験で共同作業をしてきた両社が、互いの技術の相互補完性を認めた形。「共同で作業を進めていく中で、東芝が、これまで見たことのないような別次元の小型化の技術を持っていることが分かった」(ノーテルグループ LGノーテル会長兼WiMAX&Wireless Mesh事業部 ジェネラル・マネージャー ピーター・マッキノン氏)

notel02.jpg 提携を発表した両社の経営陣

 2008年には第1弾となる製品の販売を、日本市場に向けて東芝ブランドで展開する。リリース時期などは未定であるとしながらも、ワールドワイドの市場での販売はノーテルが分担する。

 国内ではWiMAXを対象とした2.5GHz帯の免許交付が今秋にも予定されている。市場の立ち上がりに合わせて事業展開を開始することで、2010年に40億ドル(約4800億円)になると見込まれるWiMAX装置の市場においてメジャープレーヤーの地位を確保したい考えだ。「40億ドル市場の約10%が日本市場、そのうち25%のシェアを取りたい」(木村氏)。競合する携帯電話の通信方式との差別化について、マッキノン氏は「WiMAXのほうがビット単価が安く、3Gの5分の1から10分の1のコスト」と、携帯電話よりも高速で安価なデータ通信が可能であるWiMAXのメリットを強調した。

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(@IT 西村賢)

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