レッドハットはマイクロソフトとは違う

「OSSは25〜50年に渡るビジネスチャンス」、米レッドハットCEO

2007/06/04

szulik01.jpg 米レッドハット会長兼CEO兼社長のマシュー・ズーリック(Matthew J. Szulik)氏

 オープンソース(OSS)のビジネスは数カ月という単位などではなく、25年から50年という長期に渡るビジネスチャンスなのです――。6月4日、都内で会見した米レッドハット会長兼CEO兼社長のマシュー・ズーリック(Matthew J. Szulik)氏は、そう述べ、OSSのビジネスモデルが今後も同社に高成長をもたらすとの見通しを改めて説明した。「レッドハットと同規模の会社で、これほど成長している企業はありません。レッドハットは90日ごとに約1万の新規顧客を獲得しています」。過去1年間は100の顧客中98の顧客が契約を更新した計算で、契約維持率も高いという。

 同社は4月に発表した法人向けLinuxの最新ディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux 5」で、OSと、その上で稼働するミドルウェア群までを充実させ、テクノロジ開発からソリューション提供にシフトするというスタンスを明確にしている。「これまでコンピュータ業界で提供されてきた“製品”とは異なります。われわれのモデルでは、製品が成熟して市場に出るはるか以前の段階から、顧客とともに活発な対話を行うことで、顧客を中心としたイノベーションを推進しています。また、ハードウェアベンダやSIerを巻き込んで強固なエコシステムを築き上げてきました」。

 最近のレッドハットはマイクロソフトのように他社に対して知的財産や商標に関して高圧的に振る舞うようになってきたのではないかとの一部の批判に対しては、「レッドハットがマイクロソフトに似てきたという記事は目にしています。産業を成長させたという点では、確かにマイクロソフトがしたのと同様のことをレッドハットはしています。その意味では、これは賛辞として受け止めています。しかし、両社のビジネスモデルは大きく異なります。商標のコントロールにについて、われわれは守るべきものは守りますが、われわれは知的財産をライセンスして売っているわけではありません」。

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(@IT 西村賢)

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