サンモアテックと協業

日本HP、脱COBOLでJava系環境でバッチ処理推進

2007/06/25

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とサンモアテックは6月25日、バッチシステムをJavaで構築した際のパフォーマンス向上を図るフレームワーク、「sunbatch」の提供で協業すると発表した。サンモアテックはサントリーの情報サービス子会社で、親会社であるサントリーのメインフレーム撤廃のノウハウを元にしたフレームワークを使った実績を持つ。sunbatchというフレームワークを用いることで、分散・並列処理メカニズムの開発品質の均一化や、分散処理によるスケールアウトが容易になるというメリットがあるという。

 海外と比較して日本のITシステムでは、メインフレームの利用率が高い。日本HPでは2006年6月から、メインフレーム上のアプリケーション資産を最新の技術を使ってオープンシステムに移行させる「メインフレーム・オルタナティブ・プログラム」を展開しており、今回の提携はその一環。サンモアテックが提供する「sunbatch」と、日本HPのItanium 2搭載サーバ、HP-UXの組み合わせでメインフレームで運用されてきたバッチシステムのJava環境への移行を促す。

 両社はバッチシステムをオープンシステム上にJavaで構築する顧客へのコンサルティングや提案活動を共同で行うほか、技術開発やマーケティング面でも協力していく。

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(@IT 西村賢)

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