.NETにも対応

Adobe ColdFusion 8、リッチインターネットアプリ開発のハブとして

2007/09/20

 アドビ システムズは、Adobe ColdFusionの最新バージョンである「Adobe ColdFusion 8」を9月21日に発売すると発表した。開発作業における生産性向上のために既存のタグや機能の最適化を図ったほか、.NET、Microsoft Exchange Serverなどマイクロソフトの技術をはじめ、さまざまな外部技術と統合できるようになった。開発したアプリケーションの高速化を実現する機能なども搭載した。

アドビ システムズ写真 米アドビ システムズ ColdFusion担当シニア プロダクト マーケティング マネージャ ティム・バンテル氏

 「Adobe ColdFusion 8」の紹介において同社は、ColdFusionを中心に据えたリッチ・インターネット・アプリケーション開発のための開発環境概念図を使用する。その概念図では、ColdFusionがWebシステムの中核プラットフォームとして存在し、開発ツールとしてFlash、Flex Builder、Dreamweaver、クライアントとしてアプリケーションランタイムのAIRやFlash Player、Adobe Readerが配置される。そのうえで、ColdFusionが企業情報システムのインフラ部分(DBやOS)とスムーズな統合を実現する。

 つまり、「Adobe ColdFusion 8」を利用して開発したアプリケーションは、Flex、PDF、AIR、LiveCycleなどアドビブランドの技術や製品と連携させて使用することが可能となる。プラットフォームサポートの拡大も「Adobe ColdFusion 8」にとっては大きな特徴といえる。.NET、Microsoft Exchange Server、Windows VISTA、JBossにも対応し、既存のITインフラとの相互運用が実現、将来的な拡張性にも柔軟に対応できるようになった。

(@IT 谷古宇浩司)

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