既存Webサービス統合するCGM基盤を提供

「goo全体をソーシャル化する」、gooがSNSを導入

2007/10/11

 NTTコミュニケーションズとNTTレゾナントは10月11日、NTTコミュニケーションズグループが提供する各種サービスを統合する基盤となるSNSサービス「gooホーム」を開始した。goo IDを持つユーザーなら誰でも利用できる「開かれたSNS」(NTTレゾナント 取締役 ポータル事業本部 事業推進部長 大町雄一氏)で、既存ユーザーからの招待が必要なSNSと異なり、誰でも参加できる。

goo全体をソーシャル化していく

goohome01.jpg NTTレゾナント 取締役 ポータル事業本部 事業推進部長 大町雄一氏

 同時に開設したソーシャルブックマークサービスの「gooブックマーク」やgooブログ、教えて! goo、NTTコミュニケーションズがOCNブランドで展開する画像共有サービス「OCNフォトフレンド」などをグループ会社のサービスに対して横串を通す形で統合する。「まったく新しいSNSを作るのではなく、ポータルで培った既存サービスを巻き込んで、ユーザーを“お友達化”していく」(大町氏)もので、先行するヤフーのSNSサービスや、mixiなどと異なるアプローチでSNSを導入する形だ。

 gooブックマークは、gooホームの各ユーザーページで表示されるほか、コミュニティ単位でも共有。コミュニティ参加者の間で人気のURLがランキング表示されるなど新しい試みもある。また、タグの階層化に対応し、ブックマークを整理、検索しやすくした。

 今後は音楽や映画関連の情報サービスなども統合していき、「goo全体としてソーシャル化していきたい」(NTTレゾナント メディア事業部 担当課長 上床昭人氏)という。来春をめどに、グループ会社がOCNやぷららで提供するブログサービスでも、同様のサービスを提供するほか、モバイル版も提供予定だ。他社のブログサービスへの対応や、API公開を通じた他社Webサービスとの連携については「今後検討する」(上床氏)が、まずはグループ内から着手した。OCNは600万ユーザー、ぷららは二百数十万ユーザーを抱えるほか、goo IDの利用者は800万強とポテンシャルは高い。

 ユーザーごとに設定されるホームページは、パーソナライズ可能なポータルページの要素も持つ。gooがポータルのトップページで提供しているニュースや天気、テレビ情報などをピックアップして表示させられるほか、RSSリーダーで外部メディアのフィードを登録することもできる。新たにユーザー各自のホームページがマイポータルとして機能し、いずれポータルトップのアクセス数を凌駕する可能性もあるが、「マイページやCGMを利用するユーザーが伸びていくのか、SNS的な機能は別物として利用されることになるのか、今後の動向を見ながら考えていきたい」(上床氏)としている。

goohome02.jpg gooホームのユーザーページ。左側にプロフィールや参加コミュニティ一覧、友だちリストが並び、中央はお知らせやブログ、右側にはニュースやRSSフィードが並ぶ
goohome03.jpg ユーザーが任意に作成したグループごとに、ブログ記事の公開範囲を設定できる

ブログ記事の公開を細かく設定可能

 コミュニティや“足あと”など一般的なSNSの機能を盛り込んだ。友だちは1000人まで設定できる。「会社関係」「家族」「サークル」など最大10グループまで交友関係をユーザーが設定できるのが特徴だ。ブログ記事やプロフィールを、どこまで閲覧可能とするかを細かく設定できる。

 ユーザーを双方向でリンクする“友だち”のほか、片方向だけリンクする“注目の人”機能も採り入れた。ブログやブックマーク、写真の更新情報を知ることができるが、登録した側の更新情報は相手に反映されない。ユーザーが誰を注目の人に設定しているかは、ほかのユーザーには分からないが、あるユーザーが何人の人から注目されているかは、プロフィールのアイコン下部に人数で表示される。

 現在84万人いるgooブログのユーザーを中心に「使ってもらっているユーザーから徐々に拡大」(上床氏)し、年内に100万ユーザーの獲得を目指す。2年後に300万会員程度獲得できれば、「企業のマーケティングに資するものを提供していきたい」(同)と広告事業の展開も視野に入れる。また、公認コミュニティなどの形で「特定団体や組織に対して、情報共有・連絡のニーズに応える話も、すでにいくつかある」(同)という。

(@IT 西村賢)

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