つまんで引っ張ったり、押し込んだり

グーグル、3Dモデリングツールの無償ダウンロード開始

2007/10/30

 グーグルは10月30日、3Dモデリングツール、「Google SketchUp 6」の日本語版無償ダウンロードサービスを開始した。これまで英語版でのみ提供していたもので、2006年3月に米グーグルが買収した米@Last Softwareの「SketchUp」をベースにしている。グーグルでは有償版と無償版のSketchUpを提供しているが、「両者の最大の違いはプロユース向けに主要な3Dアプリケーションデータがエクスポートできるかどうかで、基本機能はほぼ同じ」(プロダクトマネージャ 河合敬一氏)という。

 SketchUpでは、2Dの平面や円、多角形などをマウスでドラッグすることで、粘土のように引っ張ったり押し込んだりして変形して3Dオブジェクトを直感的にデザインできる。「こうなると想像した通りの形になる」のが最大の特徴という。例えば、平面を引っ張って立方体にし、中央に線分を引いて持ち上げると屋根のような形になる。円の描いて引っ張れば、直方体から煙突を突き出させたり、逆に丸いトンネルを作ることができる。

 子どもにも簡単に使える一方、東京都庁のような複雑な建造物のモデルを作り込むこともできるという。

sketchup01.jpg まな板状の平たい天井を作り、続いて中央に線を引いてつまみ上げると「ヘ」の字に盛り上がった三角の天井になる
sketchup02.jpg つまんだ引っ張ったり押し込んだりするだけで、簡単に3Dモデルが作成できる。テクスチャーを貼ることもできる
sketchup03.jpg 東京都庁のように複雑な建造物のモデルも、SketchUpで作成できるという

Google Earthと組み合わせて利用

 SketchUpは「Google Earth」と組み合わせて使うことができる。Google Earthは3Dの地球儀と2Dの地図を組み合わせたクライアントアプリケーションで、地球上の任意の場所に移動して拡大して写真を見ることができる。Google Earth上には、さまざまな情報をユーザーが付加することができ、3Dオブジェクトを配置することもできる。これまで地図上に配置する3Dデータを作成するにはユーザー自身でモデリングツールを用意する必要があった。

 ユーザーが地図上に配置した3Dデータが、ほかのユーザーが見ている標準のGoogle Earthで見えるようにはならないが、3Dデータを共有することは可能だ。グーグルはデータベースサービス「3Dギャラリー」を提供しており、ユーザーは緯度や経度などの情報とともに3Dデータをアップロードして公開できる。3Dギャラリーで公開されているデータは、ワンクリックで各ユーザーのGoogle Earthに取り込めるほか、これまでに標準のGoogle Earthに取り込まれた例もあるという。

sketchup04.jpg 作成した3Dデータは、Google Earthで好きな場所に貼り付けられる
sketchup05.jpg 3Dデータを公開する「3Dギャラリー」を検索することで、ほかのユーザーが作成したデータをインポートすることができる

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(@IT 西村賢)

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