在校生、職員には広告表示なし

ヤフー、学校向けに「Yahoo!メール」を無償提供

2007/12/10

 ヤフーは12月10日、Webメールシステム「Yahoo!メール」を教育機関向けに無償提供すると発表した。教育機関は独自のメールアドレスを在校生、卒業生、職員に提供可能。ヤフーは同時にYahoo! JAPAN IDも配布し、関連するサービスの利用を促進する。

 教育機関向けに電子メールシステムを無償提供する取り組みはグーグルが先行。日本大学はグーグルの「Google Apps Education Edition」(Google Apps)を導入し、最終的に約10万人に活用させる計画を進めている。

 ヤフーが始めた「Yahoo!メール Academic Edition」は月間の利用ID数が1500万件を超えるYahoo!メールがベース。Webメールのため、教育機関はサーバなどを用意することなく、利用できる。迷惑メール対策やウイルス対策の機能も付く。在校生と職員が使う場合には通常は表示される画面内の広告を表示しないようにする。

 教育機関には独自のメールアドレスと同時にYahoo! JAPAN IDが配布され、「Yahoo!カレンダー」「Yahoo!アドレスブック」などYahoo! JAPANのサービスを利用可能。ヤフーはSNSや掲示板などのサービスを教育機関向けに提供することも予定している。

関連リンク

(@IT 垣内郁栄)

情報をお寄せください:

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ


- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...

Cookie廃止で広告主とデータプロバイダ、媒体社にこれから起きることとその対策
連載の最後に、サードパーティーCookie廃止が広告主と媒体社それぞれに与える影響と今後...