Qript「Yocto」

IMの社員メッセージを監視、ITテレコムが企業向けに発売

2007/12/26

 アイ・ティー・テレコムは12月26日、Qriptの企業向けインスタントメッセンジャー「Yocto」(ヨクト)をベースにした内部統制対応ソリューションを販売すると発表した。YoctoはIMサーバを社内に設置し、社員がやり取りしたメッセージを含むアクセスログを保存できる。

 販売するのは「Yoctoエンタープライズ版 内部統制対応総合ITソリューション」。情報漏えい対策やセキュリティ、アクセスログ機能など、フリーのIMに不満を持つ企業に対してITテレコム、Qriptが共同で提案する。Yoctoのライセンスのほか、サポート、サーバ構築、Red Hat Enterprise Linux ESのラインセンスを含めてソリューションとして提案する。

 Yoctoはメッセージ内容を含めたアクセスログの保存だけでなく、通信がSSLで暗号化されていて情報漏えい対策にも有効という。管理者は管理画面からメッセージのログ保存データを監視可能。検索もでき、社員による情報漏えいを抑止できるとしている。PCだけでなく、携帯電話にもメッセージを送信可能。

 価格は50クライアントの場合で約260万円(ライセンス、サポート、サーバ構築、Red Hatライセンス)。100クライアントで約300万円。200クライアントで約370万円など。両社は初年度に1億円の売り上げを見込んでいる。

(@IT 垣内郁栄)

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