講談社、コンテンツビジネスの将来をにらんだ新システム基盤を構築基幹システム刷新を12カ月で実現

» 2008年02月14日 00時00分 公開
[吉村哲樹,@IT]

 ベリングポイント、SAPジャパン、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月14日、SAPアプリケーションで構築した講談社の新基幹システムの安定稼働を確認したと発表した。

 講談社では、全社的な業務の標準化や各種コード体系の一元化による業務の効率化を図り、会計を中心とした基幹システムを刷新、2006年12月に本格稼働を開始していた。アプリケーションには出版業界における実績を評価し「SAP ERP 6.0」を採用、システム構築はベリングポイントが担当し、約12カ月間で構築を完了した。また、プラットフォームにはSAPシステムにおける実績を評価し日本HPのサーバ、ストレージ製品を採用した。

 講談社では新基幹システム構築に当たり、取引先などの各マスタデータの一元管理を実現、これにより業務の効率化が可能になったという。また、それと同時にデータウェアハウスも構築し、製品・コンテンツ別、取引先別、組織別などによる多面的な情報の収集・分析の仕組みを実現した。同社では今後、販売やロイヤリティ情報、マーケティング情報などもデータウェアハウスに取り込み、より現場の迅速な意思決定に貢献できる情報システムの構築を目指すとしている。

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