東京駅と品川駅に肩を並べる武蔵中原

「マクドナルド武蔵中原店」がまた上位、公衆無線LAN利用調査

2008/03/12

 ローミングサービスを提供している米アイパスは3月12日、2007年後期の世界の公衆無線LANの利用動向を発表した。国内で公衆無線LANの利用が多い場所の5位には、2007年前期(参考記事)に引き続いて川崎市の「マクドナルド 武蔵中原アルカード店」がランクインした。空港や新幹線駅などいかにも公衆無線LANの利用が多そうな場所が多数ランクインする中での大健闘だ。

 調査はアイパスのローミングサービスを使っているユーザーのセッションベース(ログインしたユーザー数)で集計した。国内では成田空港での利用がトップ。2位には羽田空港 国内線ターミナルが入った。3位は東京・品川の品川インターシティが初めてランクイン。品川は6位にも東海道新幹線の品川駅が入っていて、ビジネスユーザーに公衆無線LANが広く使われていることが伺える。

  1. 成田空港
  2. 羽田空港 国内線ターミナル
  3. 品川インターシティ
  4. JR東京駅 東海道新幹線
  5. マクドナルド 武蔵中原店
  6. JR品川駅 東海道新幹線
  7. JR仙台駅 2階びゅうプラザ
  8. 広島空港
  9. 大阪国際空港
  10. JR名古屋駅 東海道新幹線

 マクドナルド 武蔵中原アルカード店は近くに富士通川崎工場や富士通研究所があり、同社社員や取引先社員の利用が多いとみられる。富士通は「当社の事業所が近いのは事実だが利用実態に関しては分からない」としている。2007年前期に10位に入っていたマクドナルド 港南中央店は2007年後期はランク外となった。

 アイパスによると世界の公衆無線LANの利用は前年同期比89%増と好調な成長が続いている。特に欧州で成長率が高く、ロンドンは世界で最も公衆無線LANが使われている都市。前年同期比の成長率は156%だった。東京も好調で、118%の伸びで世界で3番目に公衆無線LANが使われる都市となった。2位はシンガポール。鉄道の駅や列車内での利用増加がロンドンと東京の公衆無線LAN利用を牽引しているとアイパスは説明している。

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(@IT 垣内郁栄)

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