住友電工がOpenOffice.orgを採用社内に専用Webサイトやヘルプデスクを設置

» 2008年05月12日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 住友電気工業は5月12日、全社レベルでオープンソースのOpenOffice.orgを活用していくと発表した。4月から推奨ソフトウェアとして設定し、Microsoft Officeの代替として、ワープロ、表計算、プレゼンテーションの利用を開始。社内で購入するPCの推奨モデルにOpenOffice.orgをプリインストールしたタイプを設定した。また購入済みのPC向けとしてOpenOffice.orgのダウンロード用Webサイトを開設し、全社的な活用を促進する。

 グループ会社の住友電工情報システムが管理する1万5000台のPCを対象に年間500台ペースでリプレースしていく。部署の希望があれば、Microsoft Officeの併用も継続する。

 データの互換性や、操作性や機能、性能面での改善により実業務で十分使用できるレベルと判断。同社では、ほとんどの部署でMicrosoft Officeを購入せずにOpenOffice.orgで業務を行えるとしている。

 ISOで承認された国際標準文書フォーマットであるODF形式に対応しているため、同フォーマットでの文書提出を求める顧客要求に対応できるほか、PDF出力が標準で行えることも評価した。

 全社員向けにOpenOffice.org関連の情報を提供するWebサイトを運用し、専用のヘルプデスクページを用意する。また、研修やeラーニング研修メニューをスタートさせて、OpenOffice.orgの定着化と活用を図るという。

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