Gmail Labsで実験的機能を公開スタート時点で13の機能を提供

» 2008年06月06日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 米グーグルは6月5日、同社が提供するWebベースのメールサービス「Gmail」で実験的な機能をユーザーに提供する「Gmail Labs」を公開したと発表した。英語版で利用しているユーザーの設定メニューに、新たに「Labs」のタブが加わり、テスト公開中の機能のオン・オフを設定できる。

 利用上の注意点として同社は、動作に不具合があり得ること、予告なくサービスが停止または削除される可能性があること、本サービスの機能に格上げされる可能性があることなどを挙げている。また、Gmail Labsではバグ報告や感想などを受け付けている。

Gmail Labsの設定メニュー。機能ごとにオン、オフを設定できる(クリックで拡大して全メニューを表示します)
Quick Linksはブックマーク可能なURLを登録して、1クリックでアクセスできるようにする機能。特定メールや検索条件を登録できる

 現在公開されているのは13の機能。例えば「Quick Links」は表示中のメールや検索条件を登録して、1クリックでアクセスできるようにする機能。GmailではURLに検索条件や個別メールを示す英数の文字列が含まれていて、Webブラウザでブックマークすることができる。Quick Linksは、これをGmail上で実現するツール。例えばパーティーの場所案内など、後で見返すために重要なメールを開いた状態で「Add Quick Link」ボタンを押すとダイアログが現われ、「パーティー会場への行き方」と入力することで、ブックマーク的に使える。ブックマーク可能なURLであれば、何でも登録できる。

 このほか、シグニチャをメールの一番最後ではなく引用テキストの前に置く「Signature tweaks」、ショートカットキーをカスタマイズできる「Custom keyboard shortcuts」、マウスの右クリック+左ドラッグの操作で前のメールスレッドへ戻るといったマウスジェスチャーを可能にする「Mouse gestures」、固定長フォント表示に切り替えられるオプションを追加する「Fixed width font」などがある。実用的なものだけでなく、簡易ゲームや、強制的に15分の休憩を取らせるべく画面をロックしてしまう機能などもある。

 同社は今後も新機能を追加していき、随時ブログで追加をアナウンスするとしている。

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