携帯電話のiアプリを経由してサーバと通信

デジタルペンで記入した情報を即時にサーバ送信、ドコモが新サービス

2008/08/21

 NTTドコモは8月21日、専用のデジタルペンで記入した情報を携帯電話経由でサーバに即時送信ができるASPサービス「MobilePenサービス」を9月1日に開始すると発表した。金融商品の申込受付業務や、保守点検などの作業報告業務、アンケート業務などを行う法人向けに提供する。

 MobilePenサービスはスウェーデンのアノト(AnotoAB)のペンを利用。このペンはペン先の近くにカメラを搭載し、微細のドットが印刷された専用紙にペンで文字を書くと、カメラがドットを読み取り、ペンの軌跡をデータ化する。読み取った軌跡データはペンが内蔵するBluetooth機能で、携帯電話に送信される。携帯電話は内蔵する専用のiアプリで、ASP側のサーバにiモード網を使ってデータを送る。

 データを受け取ったASP側のサーバはデジタルデータを作成する。基のイメージデータのほかに、OCRによってテキストデータを作成可能。作成したデータは再度、携帯電話に戻され、担当者はiアプリでデータの内容を確認、修正できるようになっている。データに問題がなければ、再度ASP側に送る。ASP側のサーバは受け取ったデータを顧客側のシステムにインターネットで届ける。

mobilepen01.jpg 「MobilePenサービス」の利用イメージ(NTTドコモの発表資料から)
mobilepen02.jpg デジタルペン。筆圧によってカメラが起動する

 デジタルペンを使うことで即時に事務処理ができ、プロセスを効率化できるメリットがある。デジタルデータはすべてサーバに保存されるため、原則的に記入された用紙は不要で、申込終了後は廃棄できるというセキュリティ上の利点もNTTドコモはアピールしている。

 ASPの月額料はデジタルペンを50本使う場合で、25万円(税込)。デジタルペンは買い取り式で、1本2万8500円。ほかにASPの初期登録料として100万円がかかる。NTTドコモはクレジットサービス「DCMX」のイベント会場などでの申し込みに、MobilePenサービスを利用するという。

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(@IT 垣内郁栄)

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