調査で明らかに

米企業で.NET投資が増加中、Javaを上回る

2008/09/19

 最近の調査結果は、.NETベースのエンタープライズアプリケーションへの投資が現在、Javaベースのエンタープライズアプリケーションのそれを上回っていることを示している。

 もちろん100%信頼できる調査などあり得ないが、この調査で興味深いのは、マイクロソフトがスポンサーになったのではないという点だ。スポンサーとなったのはCAで、Evans Dataが調査を実施した。調査の対象は従業員数が1000人以上の企業で、業務用の.NETアプリケーションの開発または管理に携わっている350人の開発者およびマネジャーが回答した。

 マイクロソフトは以前から、エンタープライズアプリケーション分野での.NETの進歩を宣伝してきた。ここにきてCAがその主張を支持しているのだ。しかしCAが今回、.NETに関心を示したのは偶然ではないようだ。調査で明らかになった事実の1つに、同一組織内で多くなっている.NETとJavaの開発アーキテクチャの混在をサポートする統合型アプリケーションパフォーマンス管理(APM)ソリューションに対する強い市場ニーズの存在がある。そして、APMソリューションを販売しているWily Technologyの親会社がCAなのだ。Wilyは創業当初、Javaアプリケーション用のパフォーマンス管理ソリューションを提供していたが、現在では.NETとJavaの両方をサポートする。

 CAのWily Technology部門で製品管理ディレクターを務めるマイク・アレン氏は「今回の調査結果は、大企業に.NETアプリケーションが浸透しており、その普及および依存度が高まり続けていることを裏付けるものだ」と話す。

 「これは、.NETとJavaの両方を使用する環境を効果的に管理するにはどうすればいいのかという問題を提起するものだ。CAのWily部門は総合的なアプリケーションパフォーマンス管理ソリューションを推進している。これは単一のソリューションで両プラットフォームに対応するとともに、ビジネス、ユーザーエクスペリエンス、パフォーマンスの要求に対応する主要なWebアプリケーションをサポートする」(同氏)

 この調査ではさらに、ほとんどの企業のアプリケーション環境では異種混在が非常に進んでおり、.NETのサポートチームは規模、構成、問題の種類、問題を特定する時間という点においてJavaサポートチームと似通っていることも明らかになった。また、.NETグループとJavaグループが社内で連携しており、管理責任は開発、運用、品質保証などの部門に分散し、両方の環境で管理責任が等しく求められている、と回答者の大多数が答えている。

 調査の回答者の60%は、自社での.NETへの投資が増加していると答え、50%は.NET担当スタッフを増員していると答えた。また、57%の回答者は、.NET関連の支出が社内での主要業務アプリケーションへの投資額全体の4分の1以上を占めるとしている。その割合が75〜100%に達するとした回答者も20%近くに上った。

 Ptak, Noel&Associatesの創業者でパートナーのジャスミン・ノエル氏は「.NETとJavaの両方をベースとするアプリケーションを配備するメリットを認識する企業が増えている」と指摘する。

 「しかしこれらのメリットには、異種混在環境の管理というチャレンジに加え、両方の開発アーキテクチャに対応するという問題も付随する」(同氏)

原文へのリンク

(eWEEK Darryl K. Taft)

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