Google AppsにToDo機能を独自追加、アイキューブApp Engine上にアプリ構築し携帯アクセス可能に

» 2008年11月14日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 アイキューブドシステムズは11月14日、「Google Apps」と「Google App Engine」を組み合わせた携帯電話向けのApps拡張サービス「EasyPIM for JPmobile」(プレビューリリース版)を発表した。同社 WEBインテグレーション ソリューション室の田村雅氏は「App Engineを使ってできることの1つとして提示したい」と話している。

 発表したサービスは2つ。1つはAppsに含まれるGoogleカレンダーの機能を携帯電話から利用できるようにするサービス。もう1つは、Appsにはない「ToDo」機能を提供するサービスだ。興味深いのは2つのサービスともApp Engineを活用すること。Googleカレンダーのサービスでは、Googleカレンダーを携帯電話で閲覧、追加、編集できるようにするPythonアプリケーションをApp Engine上に置き、拡張APIでAppsと連携させる。

 ToDoサービスはAppsのGoolgeスプレッドシートとApp Engineを組み合わせて実現する。AppsにはToDoの機能はないが、Googleスプレッドシートをデータ登録のプラットフォームとして利用し、リストの閲覧や登録はApp Engine上に構築したPythonアプリケーションで提供する。

「EasyPIM for JPmobile」の利用イメージ。左がカレンダー、右がToDo
Googleスプレッドシートに格納されたToDoリスト

 NTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話で利用できる。App Engineが現在プレビューリリースのため、EasyPIM for JPmobileもプレビューリリース。無償で使える。同社は今後もApps、App Engineを組み合わせたサービスの開発を行う計画で、営業日報を携帯電話から作成するサービスや、ワークフローを携帯電話で処理するサービスなどが考えられるという。

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