Google Apps機能拡張サービス提供へ、アイキューブド高度なアカウント管理、アクセス制御、コラボ機能拡張など

» 2009年01月30日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 アイキューブドシステムズは1月30日、グーグルが提供するオンラインサービス「Google Apps」の機能を拡張する「EasyPACK for Google Apps」サービスを開始した。EasyPACKはGoogle Appsの機能を拡張する製品群で、2009年第1四半期を目標に全7種のサービス提供を予定しているという。今回、第1弾として提供を開始したのは全7種のうち2種。

 1つは管理者用パネルツール「EasyPanel for Google Apps」。アカウントの一括設定や、リスクレポートの提供、Google Appsでは設定できない社内アドレス帳(組織構成)など、より高度なアカウント管理を行うための補強機能を提供する。アカウントごとに設定が必要だったPOP/IMAPアクセスの有効無効の一括設定や、利用状況のアラートメール機能も利用できる。EasyPackシリーズ製品の各種設定も、このEasyPanelから行えるという。

 もう1つは、アクセス制御を行うための「EasyGate for Google Apps」。特定IPアドレスや、指定した携帯電話以外からのアクセスを制限する機能を提供する。

EasyGate for Google Appsの概要(アイキューブドシステムズの説明から引用)

 価格はEasyPanelが初期費用2100円、月額利用料2100円(ともに税込み)。EasyGateが1アカウント当たりの月額利用料が315円(税込み)。

 アイキューブドシステムズは、グーグルのエンタープライズ製品に関連した認定ソリューションパートナー。これまでにもGoogle Appsの導入・運用をサポートし、Google Apps APIを使ったより高度な機能に応えるサービス「Easy for Apps」を提供している。

 2月以降に提供予定のサービスは、カレンダーのデータを組織やグループ単位で一覧形式で表示するほか、行き先掲示機能を提供する「EasyGroupBoard for Google Apps」、社内および社外の連絡先の共有機能を提供する「EasyContacts for Google Apps」、ワークフロー機能を提供する「EasyFlow for Google Apps」、PC/携帯両対応のフォーム生成とデータ登録・集計機能を提供する「EasyForms for Google Apps」、携帯電話用のアクセスツールセット「EasyMobile for Google Apps」の5種類。

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