Python、LuaのほかRuby、JavaScriptも追加予定

Android上でスクリプティング環境を実現する「ASE」

2009/06/09

 グーグルは6月8日、モバイル向けプラットフォームのAndroid上でPythonやLuaを使ったスクリプティング環境を提供するオープンソースのプロジェクト「Android Scripting Environment」(ASE)の存在を明らかにした。端末の画面側を下にして置いた場合に呼び出し音を抑制する、といった簡単なアプリケーションを20行ほどのスクリプトで実現できるという。スクリプトはPC上の開発環境ではなく、デバイス上で直接入力して実行することができる。Pythonでは、インタラクティブな実行モードもサポートする。

ase01.png 端末上で直接スクリプトを編集して実行可能
ase02.png Pythonではインタラクティブな実行環境も利用できる

 これまでにもAndroid上でPythonやRubyといった処理系を動かす実験的な取り組みはあったが、ASEはAndroid上の標準的なパッケージとして提供する点が異なる。BeanShellはDalvik VM上で直接動くため、Javaでアプリケーションを作成した場合と同様にAndroidのAPIに直接アクセスできるが、LuaやPythonなどはCで書かれたネイティブコードが動いていて、RPC API経由でシステムの操作が可能という。

 スクリプトで実現可能な処理の例として、

  • インテントの処理
  • アクティビティの開始
  • テキストメッセージの送信
  • バーコードのスキャン
  • ロケーションやセンサー入力の読み取り
  • テキスト読み上げ

などを挙げている。

 プロジェクトをスタートした米グーグルのDamon Kohler氏はブログ投稿の中で、今後はASEをAndroid Marketに登録する意向だとしている。

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(@IT 西村賢)

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