タブが画面上部に移動か

Firefox 4.0の新UIモックアップはChromeそっくり

2009/07/28

 オープンソースのWebブラウザ「Mozilla Firefox」を開発するFirefox開発チームは7月27日、次々期バージョンの「Firefox 4.0」のWindows向けのモックアップ画面を公開した。7月20日には次期バージョンの「Firefox 3.7」向けのモックアップ画面も公開している。

 公開したのは、いずれもWindows向けのユーザーインターフェイスを示すもので、議論の対象として掲載されたもの。目を引くのはFirefox 3.7でWindows Vista/7標準のテーマ「Aero」のように半透明ウィンドウ枠を採用していることと、ドロップダウンメニューが消えていること。代わりに、ブックマークやツールにアクセスするボタンは、検索ウィンドウの右側に配置されている。

firefox01.jpg Windowsプラットフォーム向けFirefox 3.7のモックアップUI。ドロップダウンメニューがないほか、Windows Vista/7向けにウィンドウ枠を半透明化してある

 Firefox 4.0ではタブをURL入力欄よりも上に表示して、最上部に配置する案(バージョンB)も提示されていて、Google Chromeによく似た形になっている。また、明示的に説明されていないものの、URL入力欄を検索ウィンドウと併用しているように見え、この点でもGoogle Chromeの影響を受けたUI変更となる可能性がありそうだ。

 タブを上部に配置して、ウィンドウ全体の上部バーを排することで、コンテンツを表示する部分の垂直方向のスペースがより多く取れるほか、画面がシンプルになるなどのメリットがあるという。一方、デメリットは互換性が破れて既存ユーザーに混乱を与えることや、タブへのマウス移動距離が大きくなることが挙げられている。

firefox02.jpg Windowsプラットフォーム向けFirefox 4.0のモックアップUIの一案。Google Chromeのようにタブが上部にある

 Firefox 4.0ではこのほか、ページ読み込みボタンを、URL入力欄の右端に表示されているページ読み込み開始ボタンに統合する案も示されている。ユーザーの入力状態やページのロード状態によって、動的にアイコンの色を変えることで、1つで済ませるという考えだ。ページのロード中であることを示すプログレスバーは、URL入力欄の下部に緑色の細い線で示すという案も示されている。

 Firefoxチームでは、Google Chrome同様にタブごとにプロセスを割り当てることで、安定性や応答性を上げる基本デザインの変更も作業中。同チームでは、マルチプロセス化採用はIE8の影響としていて、Webブラウザ同士が互いに影響を与えながら進化している様子が見て取れる。

(@IT 西村賢)

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