最新統計データ、開発は加速傾向

最新Linuxカーネルは1時間に6.4個のパッチをマージ

2009/08/20

 Linuxファウンデーションは8月19日、Linuxカーネル開発の最新統計データを発表した。1年強前の2008年4月の調査データから比較して、ソースコードは270万行増加し、最新のカーネル2.6.30では1156万行となったという。

 開発ペースは加速しており、コードボリュームの増加速度、開発者数とも増加傾向にあるという。例えば、過去4年間を平均すると1時間に3.83個のパッチが取り込まれるというペースだが、過去1年間だけ見ると1時間当たり5.45個、直近のバージョン2.6.30では1時間当たり6.4個と加速しているという。こうした加速の背景には、ネットブックや自動車産業、エネルギー産業などの市場でLinuxへの需要が高まっていることがあるほか、Linux開発のモデルが変化し、新機能のステージングのためのソースツリー、「linux-next」が2008年6月に加わったことがあるという。

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 Linuxカーネルの開発者数も増加。現在、カーネル開発には個人開発者のほか、Red Hat、ノベル、IBM、インテル、オラクル、富士通など約200の企業にまたがる約1000人の開発者が参加していて、Linuxファウンデーションは“世界最大規模”だとしている。企業に所属する開発者が全体の7割を占めているが、Linuxが利用される産業分野が広がったことから、個人レベルでの開発者も2008年と比べて10%増加したという。

linux01.png 変更回数の時系列変化。直近では1時間当たり6.4個のパッチが適用されているなど加速しているという
linux02.png 開発者数の推移。最近のバージョンでは開発に関わる人数が1000人を超えているのが分かる

(@IT 西村賢)

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