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XBRL方式での財務諸表提出はこれまで2万9000件

EDINETも包括利益に対応へ、金融庁が対応タクソノミ公表

2010/01/26

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 金融庁は1月25日、包括利益表示などに対応した2010年度版のEDINETタクソノミ案を公表した。EDINETは2008年4月からXBRL方式での有価証券報告書等の提出が義務付けられていて、金融庁は毎年タクソノミを更新している。今回は2011年3月期の年度財務諸表から包括利益の表示が導入されることに対応した。2010年3月31日以後に終了する事業年度の有価証券報告書から適用する予定だ。

 XBRL(Extensible Business Reporting Language)は財務報告用の情報を作成、利用できるよう標準化されたXMLベースの言語。財務報告のひな型であるであるタクソノミと、財務報告内容自体であるインスタンスの2つで構成する。

 公表したタクソノミ案ではASBJ(企業会計基準委員会)が公開草案を公表している「包括利益の表示に関する会計基準(案)」に対応し、1計算書方式と2計算書方式の包括利益計算書で開示できるようにする。また、項目変更に合わせて「その他の包括利益累計額」「当期首残高」などを追加した。また、「少数株主損益調整前当期純利益」の表示も対応した。金融庁は2月23日までコメントを募集している。

 金融庁によるとXBRL方式による財務諸表の提出はこれまで約2万9000件あり、ダウンロードされるXBRLデータも月に数十万件に上るという。

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(IFRSフォーラム 垣内郁栄)

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