Windowsサーバを丸ごと仮想マシンとしてバックアップ

ノベル、ディザスタリカバリ用アプライアンスを発表

2010/02/26

 ノベルは2月26日、仮想化技術を活用した、Windowsサーバ向けのディザスタリカバリ/バックアップアプライアンス製品「PlateSpin Forge」を発表した。

 同社は2009年12月にディザスタリカバリ/バックアップ製品「PlateSpin Protect 8.1」をリリースしている。PlateSpin Forgeはこの機能をアプライアンス化して提供するもので、箱から出してIPアドレスなどを設定し、保護対象となるサーバを選択するだけで、簡単に導入できることが特徴という。

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 ノベル 営業本部 SEグループ マネージャの鈴木広紀氏は、従来の製品ではディザスタリカバリを実現するのはとても大変だったと述べた。「まず待機サイトを用意し、そこにサーバを配置してストレージを用意して、OSや仮想化ソフトウェアを導入し、やっとレプリケーションを開始する……という具合で、人とものと金がかかっているという現状」(同氏)。

 これに対しPlateSpin Forgeは、VMware ESXをベースに拡張を加えた独自の仮想化技術を用いて、対象サーバのデータをシステムごと取り込み、仮想マシンの形で保存する。事前にエージェントなどをインストールしておく必要はない。

 取得したデータは、仮想マシンとして保存されるため、「1対1ではなく、1台のPlateSpin Forgeに複数のサーバのデータを保存することができることがメリットだ」(鈴木氏)。また、ハードウェア特有のドライバも含んだ形でデータを同期しておき、異なる物理マシン上にリストアすることもでき、ハードウェアへの依存を極力抑えることができるという。

 ほかに、差分データを圧縮して転送することによる消費帯域の節約、VSS(Volume Shadow Copy Service)によるデータベースの整合性維持といった特徴を備えている。

 ノベルは、PlateSpin Forgeによって手軽にディザスタリカバリを行えるようになるとし、「基幹データベースは保護していても、その周りのシステムまで保護できている企業は少ない。災害対策からとりこぼしている部分を、簡単で、安価に保護していく」(鈴木氏)とした。

 PlateSpin Forgeで保護できるプラットフォームはWindows XP Professional/Vista、Windows 2000 Server、Windows Server 2003、Windows Server 2008。価格は、10ワークロード対応の製品は542万9400円から、25ワークロード対応のものは852万5400円から。

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(@IT 高橋睦美)

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