コア、クラウド時代に不可欠なIT資産の見える化機能を提供IT資産統合管理製品の最新版「ITAM 5.0」を発表

» 2010年05月11日 00時00分 公開
[内野宏信,@IT]

 組み込みソフトウェアや各種情報システムの開発・提供を行うコアは5月11日、IT資産統合管理ソリューションの最新版「ITAM 5.0」を発表した。ソフトウェア資産管理機能を強化し、「1ライセンスごとの詳細管理」を実現するなど、全IT資産の見える化、一元管理を強力に支援するという。

 「ITAM」はITIL v3に対応したIT資産統合管理製品。「構成管理データベース」と「PC管理ツール」の2つをパッケージ化した製品で、前者はPC/サーバ/ストレージ/ネットワーク機器/保守契約書/ドキュメントなど全IT資産を一元管理するほか、構成アイテム同士の関係をひも付け、見える化する機能を提供。後者は、ソフトウェア配布、リモートマネジメント、セキュリティパッチ自動更新、セキュリポリシー自動照会、ソフトウェアライセンス管理機能などを持つ。

 今回の最新バージョンでは、ソフトウェア資産管理機能を強化。「n対n」の契約管理機能を実装したことで、従来の「総数管理」から「1ライセンスごとの詳細管理」を可能とした。また、各資産に「資産ステータス」情報を持たせることにより、資産情報を一元的に管理・共有しながら、組織横断で活用することもできるという。

 また、仮想環境や64ビットのクライアントOS、サーバOSもサポート。対応範囲を拡大したことにより、内部統制やコンプライアンス対応作業をより確実化・効率化するほか、無駄なソフトウェアの発見や最適配置を支援することからコスト削減にも寄与するという。価格は1000PC当たり年間50万円。6月8日から提供する。

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