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英語・中国語ができるグローバル会計人材育成で奨学金

未就職の公認会計士試験合格者を中国に、あずさ監査法人が支援

2011/01/19

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 あずさ監査法人は1月18日、公認会計士試験の合格者で就職していない人を対象とした奨学金制度を設けたと発表した。合格者の未就職問題の解決とグローバルに通用する会計人材の育成が目的。中国中央財経大学(北京市)に2年間、留学させる。

 奨学金は「あずさ国際会計人材育成奨学金」の名称。応募できるのは、公認会計士試験合格者で、応募時点で就職していない人(既卒者、または2011年3月末までに卒業見込みの人が対象)。

 あずさは、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)の日本への強制適用が見込まれることなどから、「国際社会に通用する会計プロフェッショナルの育成と確保は日本の産業界全体の喫緊の課題」としていて、留学を通じてグローバルに活躍できる会計人材の育成を目指す。

 留学期間は2011年4月〜2012年12月を予定。中国中央財経大学が独自プログラムを編成する。プログラムは英語、中国語、会計関連項目(会社法、会計、監査、税法)で構成。英語は留学期間中にTOEICテストで850点以上、中国語は漢語水平考試で、筆記試験と口述試験でそれぞれ最上位の資格を取得することが目標。会計関連項目ではそれぞれの科目で単位を取得する。1年目にTOEICテストで750点などの中間目標を達成できない場合は、2年目の奨学金を打ち切るという。

 奨学金が負担するのは授業料、試験料の他、留学期間中の簡易ホテル宿泊費用、学食での食事代、渡航費など。あずさ監査法人は15人程度の選抜を予定している。

(IFRSフォーラム 垣内郁栄)

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