システム計画研究所、“創業以来の開発ノウハウ”を無償提供：Webサイト「信頼のシステム開発.COM」を公開

[内野宏信，＠IT]

　システム開発・設計を行うシステム計画研究所は4月25日、Webサイト「信頼のシステム開発.COM」を公開した。同社が創業以来、30年以上にわたって蓄積してきたシステム構築ノウハウを紹介するもので、ユーザー企業とITベンダに向けて実践的な技術情報を提供するという。

　システム開発の現場では、納期遅延やコスト超過、品質問題など非機能要件への対応不足など数々の問題が存在している。これらは開発者だけではなく、システムの発注側にとってもビジネス遂行上のリスク要因となる。同社ではこうした状況をかんがみ、ITシステムを開発あるいは利用する幅広い企業に向けて、技術ノウハウやマネジメント方法を提供したいと考え公開を決定したという。

　コンテンツとしては、ITを利用する際に考慮すべき経営投資・事業投資リスクなどについて説いた「企業システムの安全安心とは」、セキュリティ対策の重要性を解説した「インターネットの安全を実現する鍵交換技術」、コスト超過や納期遅れといったシステム調達・導入時の「開発リスクの原因と対策」などのページを用意。「システム構築・利用において存在するリスクと、そのリスクをコントロールするための技術・ヒントを提供することで、システム開発マーケット全体のノウハウ向上に寄与したい」としている。

　なお、今回のサイト公開に併せて小冊子「開発リスクの原因と対策」を無料配布している。こちらはサイト上の専用フォームから申し込める。