「ハイブリッド」をうたうも詳細は不明

HPとマイクロソフト、Office 365やExchangeホスティングで提携

2011/12/09

 米HPと米マイクロソフトは12月8日(米国時間)、Office 365や、Exchangeのクラウドサービスとしての提供に関する提携を発表した。プレスリリースでは、「HP Enterprise Servicesとマイクロソフトは本日、マイクロソフトの主要なコミュニケーション/コラボレーション・アプリケーションを、プライベートおよびパブリックのクラウドサービスを通じて世界的に提供するための、グローバルな4年にわたるイニシアチブを発表した」と表現している。

 これによると、HPは「Microsoft Exchange Server 2010,」「Microsoft SharePoint Server 2010」「Microsoft Lync Server 2010」を、それぞれ「HP Enterprise Cloud Services–Messaging,」「HP Enterprise Cloud Services–Collaboration」「HP Enterprise Cloud Services–Real-Time Collaboration」の名称で、HPのデータセンターからホステッドアプリケーションサービスとして提供する。これらは、プライベートクラウドサービスとして提供されるという。

 また、HPはマイクロソフトがパブリッククラウドサービスとして提供している「Office 365」を、上述の3つのプライベートクラウドサービスと組み合わせる形で再販する。Office 365はこの場合も、マイクロソフトのデータセンターから提供される。これをHPとマイクロソフトは、ハイブリッドクラウドサービスと形容している。

 プライベートとハイブリッドの2種のクラウドサービスの内容について、提供されるアプリケーション以外の詳細は、プレスリリースに記されていない。

 これらのサービスは世界的に展開される。まず2011年12月中に、豪州、カナダ、英国、米国で提供開始するという。

(@IT 三木泉)

情報をお寄せください:

Server & Storage フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

コカ・コーラ流 生成AIをマーケティングに活用する方法(無料eBook)
生成AIがこれからのマーケティングをどう変えるのかは誰もが注目するテーマ。世界最先端...

DIORが本気で挑むラグジュアリー体験としてのAR
広告プラットフォームのTeadsがAR(拡張現実)とAI(人工知能)技術を応用したサービスを...