共有の可否や公開範囲のコントロールを可能に

Facebook、アプリ側で個別にアクティビティ共有を制御できるプラグイン

2012/09/21

 Facebookは9月20日、新たなプラグイン「Shared Activity」を発表した。これをWebアプリケーションに埋め込むことで、さまざまなアクティビティに関する情報を、Open Graphを通じてFacebookのタイムラインで共有するか否か、その共有範囲はどこまでかを、Webアプリ側でユーザーがコントロールできるようになる。

facebook01.jpg

 Open Graphを利用すれば、ユーザーがWeb上で行ったさなざまな活動をソーシャルグラフに追加し、Facebookのタイムラインなどで共有できる。しかし、プライバシーの観点から特定のアクティビティを共有したくないといった場合、いったんFacebookに戻って設定を行う必要があった。

 これに対し、Shared ActivityプラグインをWebアプリケーションに埋め込むことによって、「どんな情報に『いいね!』したか」「どんな音楽を聴いたか」「何をコメントしたか」といったアクティビティごとに、タイムラインに反映させるかどうか、もし反映させるとすればどのグループ/友人に公開するかを制御できるようになる。公開したくないアクティビティを削除することも可能だ。

 Shared Activityプラグインによって、Facebookの設定やタイムライン上での制御に加え、アクティビティ共有の範囲を制御できる方法が新たに加わることになる。ただしWebアプリ内でのプライバシー制御には関与せず、補完的なものであることに注意が必要としている。

(@IT 高橋睦美)

情報をお寄せください:

Smart & Social フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...

Cookie廃止で広告主とデータプロバイダ、媒体社にこれから起きることとその対策
連載の最後に、サードパーティーCookie廃止が広告主と媒体社それぞれに与える影響と今後...