[コラム:Spencer F. Katt]
ポニーテールがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!

2004/2/24


 ビートルズがはじめて米国へやってきた日から40年になるのを記念して、吾輩はアパートメントのはがれ落ちそうな壁紙の上に、伝説の4人組の秘蔵ポスターを貼った。リバプールの若者たちのクールなヘアスタイルがもたらした鮮烈な衝撃は、いまも吾輩の脳裏に焼きついている。そう、“イエスタディ”のように……。

 というか、髪の毛の長さは、いまもホットな話題だ。少なくとも先週、サンフランシスコで開催されたサンのネットワーク・コンピューティング・イベント会場にいたサンのエグゼクティブたちの間では、ちょっとしたテーマになっていた。サンのソフトウェア担当上級副社長、ジョナサン・シュワルツのトレードマークのポニーテールが、彼らの間にモップヘア旋風を巻き起こしていたからだ。サンは今回、UltraSPARCサーバのラインアップを見直し、サーバ専業のKealiaを買収することを明らかにした。だけどそんなことより、マネージャたちのポニーテールがセッションの“ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア”でみられたことの方が強く印象に残った。

 サンのエンタープライズ・システム製品担当上級副社長、クラーク・マスターズはセッションの冒頭、「ソフトウェアをやるなら、シュワルツのようにクールでなきゃ」とポニーテールで主張したのを、吾輩は襟なしスーツに先の尖がったブーツ姿で聞いた。マスターズは本人も認めるように、どちらかといえば時代遅れのタイプではあるけど、はやりのコーポーレート・カットにはかなりご満悦な様子だった。

 それに対して、ボリューム・システム担当上級副社長のニール・ノックスは、禿(は)げかかった頭をなでながら、自分はクールじゃないかもしれないがヘアケアにかかるコストはセーブできる、と胸を張った。シュワルツは笑っていたけど、吾輩は彼らが取りとめもない床屋談義に興じているのを“レット・イット・ビー”にして、そそくさと自宅に”ゲット・バック”したのであった。

 ボストンに戻ると、ある情報屋から連絡があった。「クリスマスは企業にとってもショッピングの時?」で、アプリケーション・セキュリティのサンクタムが身売り先を探しているが状況は芳しくない、と書いた。情報屋によると、同社のアプリケーション・ファイアウォール技術を狙って、最近ビッグブルーの名前が買収先として浮上しているそうだ。でも、IBMのチボリ部門がファイアウォール技術を“ロング・ロング・ロング”しているという話は誰も聞いたことがなく、セキュリティ関係者の多くは懐疑的だという。

 一方、古い友人からの情報によると、オラクルとデルが販売提携し、デルのサーバにオラクルのソフトをプレインストールして、デルのサイトから売り出すらしい。販売チャネルの“ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード”に“プリーズ・プリーズ・ミー”と不満をぶつけていたユーザーは、きっと大喜びだろうね。

 友人はまた、SCOのCEO、ダール・マクブライドが最近ハーバードで行った知的財産権保護に関するプレゼンテーションが、MITの学生たちの反感を買ったようだと教えてくれた。グレートドーム(MITのシンボル的建造物)のてっぺんにマクブライドの車を放置するといったMIT特有のいたずらを実行する代わりに、Linux愛好家たちはホームメイドのKNOPPIX CDを会場で大量に配布したそうだ。マクブライドの椅子の下で6フィートの観測気球を膨らませるより、ジェントルなやり方ではあるな。

*Spencer F. Kattのコラムは毎週月曜日(月曜日休日の場合は火曜日)の更新予定です

[英文記事]
The Katt in the Black Hat

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