[コラム:Spencer F. Katt]
RSSってリアリー・シンプル・スティーリングの略?

2005/8/9


 フィッシング(phishing)やファーミング(pharming)に続き、今度はフラッディング(phlooding)などという偽発音語が流行りそうだ。いつもの電話友達からそんな話を聞いて、吾輩は体内のpHバランスが崩れていくような気分になった。どうやらインターネット・セキュリティ会社のエアマグネットによる造語らしいが、その意味は、WiFiシステムに偽のログイン要求を洪水のように流して、正規ユーザーのエントリーを阻止することだ。

 また、電話をかけてきた友人によると、最近、RSSは”Really Simple Stealing”(実に単純な窃盗)の意味で使われることが多いという。なんでも一部の不逞な輩が、RSSフィードから情報を盗み取り、ブログ上で安っぽくパッケージしなおして、広告収入を荒稼ぎしているらしい。まったく、世に悪知恵のタネは尽きまじ、というところか。

 電話を切ったあと、メールボックスをチェックしていると、読者から幹細胞研究者の悩みを指摘するメールがあった。アルツハイマーなどの研究のために、ヒトの幹細胞をサルの脳に移植する実験が行われているが、そんなことを繰り返していると、いつか驚異的な速度で進化し、どんどん人間のようになっていくサルも出てくるに違いない、というのだ。問題は、そのとき、チャールストン・へストンがどこにいるかだな。

 別の読者は、米国特許申請20050160457号について、メールで知らせてくれた。マイクロソフトが膨大なコレクションに新たに追加しようという奇妙な特許の1つで、テレビ番組の配信手法に関するものだという。この技術を利用すると、番組の途中でエキサイティングな出来事があったとき、たとえば野球中継などでホームランが出たときなど、視聴者にアラートを出すことができるらしい。こんなエキサイトメント駆動型コンテンツ配信システムが普及すれば、ぜんぜんエキサイトできないテレビ人生相談なんて、いずれなくなるかもしれない。

 それはさておき、吾輩は何かエキサイティングな情報でもないかと、技術屋の友人をボストンのユニオン・オイスター・ハウスのランチに誘った。われわれはハマグリにしゃぶりつき、ビールを流し込みながら、業界の最新情報を交換した。友人によると、7月に発表されたシスコの最高開発責任者、マリオ・マッツォーラの引退は、同社のエグゼクティブの間にも波紋を広げたという。シスコがクレセンドを買収したときに、マッツォーラとともにやって来た役員の多くは彼とともに同社を去ったそうだ。

 吾輩がハマグリを追加オーダーすると、友人はもう1つ新しい情報を教えてくれた。ピープルソフトを買収したオラクルが、IBMとの関係を改善しつつあるという。実際、同社はビッグブルーとインフラストラクチャや垂直市場で連携をもくろんでいるらしい。友人によると、AS/400やiSeriesサーバでJDEユーザーをサポートすることや、Project Fusionでどのデータベースをサポートするか、といったことが両社の間で議論されているのではないかという。

 一方、友人の話によると、フォックスウッズ・リゾート・カジノのオンライン・ギャンブルサイト「PlayAway」をめぐって、同カジノとコネチカット州特別歳入局が激しく対立しているそうだ。カジノ側は抵抗しているが、同州は違法性の疑いが強いとしてサイトの閉鎖を命じたとか。

 「ギャンブルはよくやるんだっけ?」と友人が聞いた。そのときレストランのテレビで、マサチューセッツ湾に大量の汚水が流れ込んだというニュースが流れた。吾輩はテーブルの上の貝殻の山を眺めながら、「そうだな、どちらかというと必要以上にやる傾向にあるね」と答えた。

*Spencer F. Kattのコラムは毎週月曜日(月曜日休日の場合は火曜日)の更新予定です

[英文記事]
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