[コラム:Spencer F. Katt]
マイクロソフトの次のアイドルは?

2006/6/6


 レドモンドでCEOのスティーブ・バルマーをリプレースしようとする動きがある……。いまウォール街の観測筋の間では、そんな憶測が飛び交っているらしい。本当か? でもねぇ、ゲイツとバルマーは「スタスキー&ハッチ」のような関係だ。あるいはスティーブ・マーチンとエディー・マーフィー、もしくはピーナッツバターとゼリーの関係と言ってもよい。お互いになくてはならない相方だと思うけどね。

 そのマイクロソフトのレドモンド・キャンパスでは、ロッカールームのタオルがなくなり、ランドリーサービスが廃止され、カフェテリアの贅沢なメニューも消えて、従業員の悲嘆の声が渦巻いているそうだ。それを考えると、ランドクイスト編集長がときどき吾輩の机の上に置き忘れていく巨大なペットボトルは、至福の贈り物と考えるべきなのかもしれない。いずれにしても、マイクロソフトの各チームに予算の都合とはいえ、1週間無給でこき使われる大勢の契約開発者やテスターたちは、たとえタオルはなくても、労働に見合った対価をもらえるほうが嬉しいと思うだろう。

 「なんか使えそうなニュースはないかな?」と、吾輩はゲームオタクの同僚に話しかけた。すると彼は、WindowsForDevices.comとマイクロソフトのモバイル・埋め込みデバイス部門が、Windows CE Shared Sourceコンポーネントの達人を選ぶアプリケーション開発コンテストを共同開催していることを教えてくれた。コンテストの詳細はWindowsForDevices.comサイトに掲載されているそうだ。

 コンテストといえば、新人アイドルを発掘する公開オーディション番組「アメリカン・アイドル」の決勝戦があった。吾輩は決勝に進出した2人よりもクールなパイプを何本か所有しているけど、とりあえず結果が気になったのでテレビのスイッチを入れた。ところが、ちょうど司会のライアン・シークエストが画面に登場したとき、ニューヨークの友人からテキストメッセージが届いた。それによると、CAは元ニューヨーク市CIOのジノ・メンチーニを北米公共セクタ担当副社長として採用したそうだ。大勢のエグゼクティブたちが逃げ出しているところに飛び込むなんて、なかなか勇気があるじゃないか。

 結局、次のアイドルが若白髪の青年になっても、可愛い女の子になっても、吾輩にあまり関係のないことに気がついたので、一杯ひっかけようと近所のパブ「サースティスカラ」へ向かった。店の中に入ると、何人かの客がRFIDベンダのタグシスについて議論する声が聞こえてきた。なんでも同社は、本社をフランスからマサチューセッツ州ケンブリッジに移すらしい。MITの近くにやってくるそうだ。いまやボストンも、ダラスやサンフランシスコとともに、米国の有力なRFID開発センターになっているからね。そういえばタグシスのCEO、エリ・サイモンが「ボストンエリアはRFIDのシリコンバレーだ」と言っていたのを思い出した。

 タグシスが移転してくる前にボストン方言をフランス語に変換する辞書でも作れば儲かるかな、などと考えながら帰宅すると、グレーヘアの男が優勝していてびっくり。うむ。きっとデビュー前に大掛かりなイメチェンをやるんだろうな、とテレビに向かってつぶやいた。なにしろこの吾輩だって、決してナチュラルな赤毛ってわけじゃないからね。

*Spencer F. Kattのコラムは毎週月曜日(月曜日休日の場合は火曜日)の更新予定です

[英文記事]
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