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AZBOX

中堅中小企業でも始められる手軽さ・低価格がポイント

中堅中小企業のために生まれた
“家電感覚”の
事業継続・災害対策ソリューション


災害が発生した時に真っ先に考えなければいけないのが、ビジネスをどう再開・継続するかだ。昨今はIT利用が進んで、顧客リストや売掛一覧などの重要なデータは、全てシステムの中にある。人材も予算もある大手企業なら、システムが被害を受けた時にどれぐらいビジネスに影響が出るかを予測分析して、対策を講じることはできるが、中堅中小企業ではなかなか難しい。御社は「うちは大丈夫」と言えるだろうか。

   

IT用災害対策は今や必須、しかし導入には高い敷居が……

 「いやー、うちは所帯が小さいから、何かあったときは人手で何とかしますよ」と、楽観的に考えてはいけない。

 取引先はすでにIT化されており、昨今は海外企業と仕事をする機会も増えているため、今日では電子データでなければやりとりが難しい。

 災害等により業務がストップした場合、再開できなければ取り引き自体他社へ流れてしまうかもしれない。さらに昨今では“財産”ともいえるデータが、文字や数字、音声、画像、映像など様々な形で増え続けている。

 一方で、これまで中堅中小企業が実際にITの災害対策を講じようとすると、なかなか難しい側面があった。大手企業と違ってIT管理に専任者がいないケースが多く、万が一のことまでとても自分たちで考えていられない。

 そこでITの会社に相談してみると、「冗長化したいデータを具体的に挙げてください」や「それぞれどれくらいの頻度でバックアップしますか」などと、専門用語を羅列しながらユーザ側に主体性を求めてくる。「それが分からないから頼みたいんじゃないか!」と、言いたくなる。しかも、見積もりは高い。ビジネス継続のための保険、と言われても、「小さな会社でそこまでは出せない」と思ってしまう金額だった。

   

中堅中小企業に徹底フォーカスして誕生した
ソリューション・セット「AZBOX」

 このような状態にあった中堅中小企業を対象に、4月1日スタートの新しいソリューションとして発表されたのが、株式会社富士通マーケティングの「AZBOX事業継続・災害対策ソリューション」だ。

 このAZBOXというのは、同社が過去に経験した約1万件のシステム・インテグレーション案件を精査し、中堅中小企業でニーズの高い44のソリューションを、ハードウェア、ソフトウェア、サービスをオールインワンに“セット化”して提供するというものだ。

AZBOXのサービスイメージ
AZBOXサービスイメージ

 その特徴は、短い構築期間で導入でき、品質が安定しており、価格がリーズナブルという3点にある。

 もともとは同社がシステムエンジニア業務の標準化を進めていく中で、それならハードウェア、ソフトウェアも標準化しようといった活動が発展し、最終的に商品としてまとまったのがAZBOXなのだという。同社の培ってきたシステム・インテグレーションのベストプラクティスがそこに凝縮され、それがそのまま提供されるから、“高品質”“短納期”“低価格”が実現できるのだ。

 例えば、今回ご紹介する「AZBOX事業継続・災害対策ソリューション」データレプリケーションセットでは、工期は最短2週間、平均1カ月。コストも、ファイルサーバとレプリケーションサーバから、保守まで全て含めて270万円〜を予定しており、他社のオーダーメイドのシステム・インテグレーションに比べ、2割以上も低減できるという。

藤門氏
富士通マーケティング ソリューション事業本部 サービス事業部 サービス企画部長
藤門弘幸氏

 株式会社富士通マーケティング ソリューション事業本部 サービス事業部 サービス企画部長 藤門弘幸氏は、AZBOXを世に出す意気込みを次のように語る。

「日本経済を実質的に支えているのは中堅中小企業です。災害などでこの層が企業活動できなくなると、日本全体の経済活動が停滞すると言っても過言ではありません。中堅中小企業こそ、ITの力をフルに活用して大手企業に負けないビジネスを展開していただきたい。しかし、従来はこのレイヤを手厚くカバーするソリューションが十分とは言えませんでした。富士通マーケティングはその点を反省し、徹底的に顧客目線で考え抜いてこのソリューションを組み上げました」

   

災害対策ソリューションの中核に、
実績あるデータレプリケーション・ソフトウェア

 その44のソリューションの中で、「AZBOX事業継続・災害対策ソリューション」は、中堅中小企業が不測の災害に備えるための最適解として練り上げられている。

 標準構成には、ハードウェアとしてサーバ機本体であるPCサーバ「PRIMERGY」や、停電が起きてもサーバ機をダウンさせないための無停電電源装置等を搭載。ソフトウェアは、OSはもちろんのこと、無停電電源装置を管理するソフトウェア、ウイルス対策ソフトウェア、そしてリアルタイムにデータを別のサーバに複製できるデータレプリケーション・ソフトウェア「CA ARCserve Replication」がプリセットされている。加えて、構築や設置、設定を行うための各種サービスも含まれている。

AZBOX事業継続・災害対策ソリューションのサービスイメージ
AZBOX事業継続・災害対策ソリューションのサービスイメージ

 あらためてデータレプリケーションの仕組みを説明すると、これは、業務サーバに何らかのデータが書き込まれると、ほとんど同時にそれらのデータを別のサーバに複製できるというものである。この複製サーバを“同時に災害に遭いにくい遠隔地”に置けば、万が一何かの事情で業務サーバに障害が発生しても、すぐに複製サーバを使って業務を続けることができる。

 このAZBOX事業継続・災害対策ソリューションに、「CA ARCserve Replication」が採用されたのは、CA ARCserveシリーズがデータ保護分野で高い信頼性と実績を築いているからだ。中核製品であるCA ARCserve Backupはすでに日本市場で長い歴史があり、多くのユーザーから採用されているバックアップ/リカバリソリューションだ。そのシリーズ製品であるCA ARCserve Replicationは、企業でのデータレプリケーション利用を浸透すべく、手間要らずの自動データ保護、万が一障害が発生したときの簡単切り替えなど、専門知識を持たないユーザにも容易に運用できるよう開発されているのが何よりのメリットだ。

 しかも、富士通グループはCA ARCserveシリーズの販売に高い実績があり、高度なテクニカル・ナレッジベースを有し、それをグループで共有している。特に、PCサーバ「PRIMERGYシリーズ」での動作確認は綿密に行われており、高い親和性を実現している。

   

このソリューションを中堅規模の化学メーカーに適用すると

 ただし、ソリューションの説明だけでは、なかなかイメージも湧きにくい。ここでは実際の企業を想定して、「AZBOX事業継続・災害対策ソリューション」の適用を見ていくことにしよう。

 オハヨーケミカル社は、中堅規模の化学メーカーである。何年もかけて蓄積した重要な研究・実験データを膨大に保有しており、それらは一度失われるとまさに取り返しのつかないことになる。そこで、データ保護の強化を決断し、ファイルサーバの刷新に伴ってサーバの災害対策を講じることにした。

 サーバの災害対策というと、「データをテープメディアなどの外部媒体にバックアップし、それをどこか安全な場所に保管する」という方法が思い浮かぶ。しかし、それを実現するためには、テープを交換したり、テープを搬送したりといった作業が発生するため、少数精鋭主義で人材リソースの十分でない同社には適用しにくい。

 そこで注目したのが、富士通マーケティングの「AZBOX事業継続・災害対策ソリューション」だ。データ保護をデータレプリケーションで実現しており、この方法なら、データレプリケーション・ソフトウェアが自動でデータを遠隔地の拠点に複製してくれる。手作業で行わなければならない作業はほとんどない。同社では大阪に営業拠点を有していたため、そこにサーバを置き、東京本社の重要なデータをWAN経由でレプリケーションすることにした。

 ただ、懸念したのは、既存のネットワーク回線の帯域である。同社では、[東京]-[大阪]間でインターネットVPNを導入していたが、送りたいデータの総容量は1テラバイトを超えてしまう。果たしてこれで運用可能なのかどうか。富士通マーケティングに相談すると、ARCserve Replicationの機能を利用した導入前アセスメントを勧められた。

 このアセスメントでは、ARCserve Replicationの評価版を利用して、レプリケーション対象のデータ更新状況を一週間ほどかけて測定し、回線容量の適/不適を判断する。今回の場合は、総データ量は大きいものの、更新によって遠隔地へ送られるデータはそれほど多くないことが判明。最初のデータだけコピーして物理的に大阪へ送れば、差分の更新自体は既設のネットワーク回線でも運用できると判断した。

 適用イメージがまとまると、富士通マーケティングは迅速に構築・設置・設定を行った。バックアップ・スケジュールや適切なハードディスク容量などは、すでに過去のシステム・インテグレーション案件から最適値を算出しており、文字通り2週間でサービスインが実現した。

 その結果、重要なサーバは人が介することなく自動的にほぼリアルタイムにバックアップされる環境が整い、データ保護環境が実現したのである。

   

オプションも充実、まさに家電を買うような感覚でスタート可能

 株式会社富士通マーケティング ビジネス企画推進本部 クラウド推進統括部 ソフト・サービスソリューション推進部 担当課長 土屋博司氏は、「AZBOX事業継続・災害対策ソリューション」利用のメリットを次のように訴求する。

土屋氏
富士通マーケティング ビジネス企画推進本部 クラウド推進統括部 ソフト・サービスソリューション推進部 担当課長
土屋博司氏

「真に利用者の立場で、導入を簡単にしたという点が大きなポイントです。必要なものを一つにまとめているので、まさに家電を買うような感覚でデータレプリケーションを始めていただけます」

 「AZBOX事業継続・災害対策ソリューション」は、周辺ソリューションも揃っている。オハヨーケミカル社のケースではネットワーク回線の増設は必要なかったが、既設の回線では運用が難しい場合でも、AZBOXにネットワークに関するソリューションが用意されており、データレプリケーションに最適なネットワーク回線をマルチキャリアベースで提案可能だ。

 また、複製サーバを置く拠点が自社にない場合でも、富士通マーケティングのプライベートクラウド向けサービスを利用することができる。ハードウェアやソフトウェアの運用サポートを行う「IT用心棒」などのメニューや、トラブル対応を行うサポートパック、ライセンス追加などAZBOX自体のオプションも充実しており、自社のITニーズに最適な形でサービスを利用することができる。

 今一度、御社のデータ保護環境を確かめてみてほしい。

提供:日本CA株式会社
企画:アイティメディア営業企画
制作:@IT 情報マネジメント編集部
掲載内容有効期限:2011年3月28日
掲載開始日:2011年3月9日

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