「クラウド」時代を生き抜くために
もはや「クラウド」を知らないITエンジニアはいないでしょう。社内に物理的にサーバを置いて、これを利用する従来型のオンプレミス・システムでは、拡張性や可用性の点で制約が強く、またシステムの運用管理にも多大なコストがかかるという問題があります。クラウドは、こうしたオンプレミス型システムの問題点を抜本的に解決できる次世代のITプラットフォームとして大きな期待が寄せられています。
内外から期待の大きいクラウドですが、具体的な採用が幅広く進んでいるかというと、必ずしもそうではありません。新しいプラットフォームの利点は分かるが、本当に現在の情報システムを移行できるのか。実は利点の影に落とし穴があるのではないか。仮にクラウドへの移行を決めたとして、止めることが許されない業務システムを移行するには具体的にどうすればいいのか。情報システムに責任を持つエンジニアとしては、安易に踏み出せない不安もたくさんあるからです。
とはいえ、いつまでも遠くから眺めているばかりでは何も前進しません。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ですから、まずは分かりやすく、仮に問題があっても大けがをしないような用途から、実際に企業でクラウドを使ってみることでしょう。幸いWindows Azureには、3カ月間無料で使える評価版が用意されています。
Windows Server Insider/Insider.NET 記事連動企画
今回は具体的に、マイクロソフトのクラウド・プラットフォームであるWindows Azureを利用して、社内にあるファイル・サーバ・ストレージのバックアップを作成してみます。このバックアップは、ディザスタ・リカバリ(災害時に備えたバックアップ)としても機能します。バックアップの構築なら、既存のシステムには影響は及ぼしませんし、試してみてクラウドの使い勝手がよければ、将来はクラウウドをメイン・ストレージにして、スケーラビリティの確保と管理コストの削減を狙う、というようなことも可能でしょう。
またこのクラウド上のストレージを対象に、サンプル的な業務アプリケーションも開発してみます。これにより、クラウド向けの業務アプリ開発が、オンプレミス向けと同じようなコード内容で行えることが分かるはずです。
前者のITプロ向け記事はWindows Server Insiderにて、後者の開発者向け記事はInsider.NETにて公開しています。
社内の業務システムに限らず、読者がBtoCを含めて幅広くアプリケーション開発を行う開発者なら、スマートフォン向けサービスや、ソーシャル・ネットワーク・サービス開発でのクラウド活用に興味があるでしょう。Windows Azureでは、そうした開発者が無償でクラウド開発に取り組めるようにする施策もいくつか展開しています。具体的には下記のリンク先をご参照ください。
Windows Azureを無償で使ってクラウド開発を体験してみようとしている開発者向けに、Windows Azure Platformを試す際に役立つ、主要なオンライン記事へのリンクを以下にまとめました。
以下のオンライン記事リンクは、@IT上のものを中心に厳選し、外部のメディアにある注目コンテンツへのリンクも含めています。ぜひ、Azure活用のスタート地点としてご活用ください。
【外部のオンライン・リソース】 |
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- Windows Azure Platform 製品情報
提供:日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:デジタルアドバンテージ
掲載内容有効期限:2012年6月30日
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