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» 2012年04月06日 00時00分 UPDATE

Windows TIPS:Windows 7のシステム修復ディスクを作成する

Windows 7が起動できなくなった際に役立つ「システム修復ディスク」。万一に備えて作成しておけば、「スタートアップ修復」などを利用して復旧が可能になる。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]
Windows TIPS
Windows Server Insider


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連載目次

対象OS:Windows 7


■解説

 Windows 7では、OS自体の安定性が増したこともあり、重大なエラーが発生して、OSが起動できなくなるような経験がほとんどなくなった。それでも、何らかのトラブルでWindows 7が起動できなくなることもある。そのような万一に備えて、システム修復ディスクを作成しておくとよい。システム修復ディスクがあれば、Windows 7が起動できなくなっても、システム修復ディスクから起動して、「スタートアップ修復」や「システムの復元」などの修復作業が実行できる。起動しなくなった場合にあわてないように、システム修復ディスクを事前に作成しておくとよい。本TIPSではシステム修復ディスクの作成手順を解説する。

■操作方法

 システム修復ディスクは、書き込み型のCD/DVDメディアのみに作成できる。残念ながらUSBフラッシュメモリなどに直接作成することはできないので、CD/DVD-Rドライブが接続されていないノートPCなどの場合は、外付け型のドライブを用意しよう。

 [コントロール パネル]−[システムとセキュリティ]カテゴリ−[バックアップの作成]で開く[バックアップと復元]画面の[システム修復ディスクの作成]か、[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−[メンテナンス]の[システム修復ディスクの作成]を選択する。また[スタート]メニューの[プログラムとファイルの検索]ボックスに「システム修復ディスク」と入力して、[Enter]キーを押してもよい。

wi-sysrepdisk01.gif Windows 7の[バックアップと復元]画面
[コントロール パネル]−[システムとセキュリティ]カテゴリ−[バックアップの作成]で開く[バックアップと復元]画面の右側のメニューにある[システム修復ディスクの作成]をクリックすると、システム修復ディスクが作成できる。
  (1)[システム修復ディスクの作成]をクリックする。

wi-sysrepdisk02.gif Windows 7の[プログラムとファイルの検索]ボックス
Windows 7の[プログラムとファイルの検索]ボックスに「システム修復ディスク」と入力すると、[システム修復ディスクの作成]が検索にヒットする。ここで[Enter]キーを押しても、システム修復ディスクが作成できる。
  (1)[システム修復ディスクの作成]が選択されていることを確認して[Enter]キーを押す。

 [システム修復ディスクの作成]ウィザードが実行されるので、CD/DVD-Rドライブを選択(複数のドライブが接続されている)し、CD/DVD-Rドライブに空のCD/DVD-Rメディアを挿入する。あとは、[ディスクの作成]ボタンをクリックすれば、システム修復ディスクが作成できる。システム修復ディスクの作成に必要なファイルがシステム上にすべてそろっていない場合は、Windows 7/Server 2008 R2のインストール・ディスクが要求されるが、多くの場合、インストール・ディスクを使わずに作成できる。システム修復ディスクの容量は、159Mbytesなので、CD-Rでも十分に足りる。

wi-sysrepdisk03.gif [システム修復ディスクの作成]ウィザードの画面
CD/DVD-Rドライブを選択(複数のドライブが接続されている)し、CD/DVD-Rドライブに空のCD/DVD-Rメディアを挿入する。
  (1)複数のドライブが接続されている場合、システム修復ディスクを作成するCD/DVD-Rドライブを選択する。
  (2)ディスクを挿入後、[ディスクの作成]ボタンをクリックする。

wi-sysrepdisk04.gif 作成できたシステム修復ディスクの内容
作成できたシステム修復ディスクをWindowsエクスプローラで開いたところ。容量は159Mbytesなので、CD-Rでも十分に収まる。

■システム修復ディスクで起動する
 CD/DVDドライブにシステム修復ディスクを挿入し、コンピュータを起動/再起動する。CD/DVDから優先的に起動する設定になっていない場合は、起動時に[F2]や[F10][F12]などのファンクション・キーを押していると、ブート・デバイスが選択できるものが多いので、ここでCD/DVDドライブを選択する(機種によってはBIOSの設定を変更し、起動の優先順位を変更する必要がある)。

 システム修復ディスクから起動するので、[システム回復オプション]ダイアログでは「キーボード入力方式」が「Microsoft IME」(日本語に変更してもよい)になっていることを確認して、[次へ]ボタンをクリックする。

 次の画面では、複数のOSがインストールされている際の回復ツールを適用するOSを選択する。RAIDなどで構成されている場合は、[ドライバーの読み込み]ボタンをクリックし、RAIDコントローラのデバイス・ドライバなどをインストールする。[次へ]ボタンをクリックすると、[スタートアップ修復][システムの復元][システム イメージの回復][Windowsメモリ診断][コマンド プロンプト]の各ツールの選択画面となる。スタートアップが壊れているような場合は、[スタートアップ修復]することで、自動的にスタートアップが修復され、起動可能になる。なお[システムの復元]と[システム イメージの回復]の使い方については、「Windows 7新時代 第15回 Windows 7のバックアップ機能」「Windows 7新時代 第16回 Windows 7のシステム復元機能」を参照してほしい。

wi-sysrepdisk05.gif [システム回復オプション]ダイアログの画面
システム修復ディスクから起動すると、Windows PEが起動し、[システム回復オプション]ダイアログが開く。複数のOSがインストールされている際の回復ツールを適用するOSを選択する。[ドライバーの読み込み]ボタンをクリックすると、追加のRAIDドライバなどの読み込みができる。
  (1)複数のOSがインストールされている場合は、ここで回復ツールを適用するOSを選択する。
  (2)RAIDなどで構成されている場合は、[ドライバーの読み込み]ボタンをクリックし、RAIDコントローラのデバイス・ドライバなどをインストールする。

wi-sysrepdisk06.gif システム回復オプションのツール選択画面
ここから[スタートアップ修復][システムの復元][システム イメージの回復][Windowsメモリ診断][コマンド プロンプト]の各ツールが実行できる。これらのツールを利用して、システムの復旧が行える。

 またシステム回復オプションの[コマンド プロンプト]を使ってファイルをネットワーク共有フォルダなどにコピーする方法は、運用「管理者必携! 最強のデータ・サルベージ・ツールを自作する 4.Windows PE 2.0による起動ディスクの使い方」に詳しい。

■更新履歴

【2014/07/22】対象OSとしてWindows Server 2008 R2を含めておりましたが、Windows Server 2008 R2は本機能に対応しておりません。それに伴い本文中のWindows Server 2008 R2に関する記述を削除しました。


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