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» 2016年01月27日 05時00分 UPDATE

CentOS 7で始める最新Linux管理入門(3):CentOS 7のネットワーク管理「NetworkManager」を極める (2/5)

[大喜多利哉,@IT]

「Udev」によるCentOS 7の新たなNIC命名規則

 CentOS 7では、Udevというプログラムが「Predictable Network Interface Names」と呼ぶルールに沿ってNIC(ネットワークインタフェースカード)の命名を行います。これまでNICは「eth0」「eth1」などのように連番で命名されていましたが、CentOS 7以降では、Udevがハードウェアから情報を取得し、定められたルールに沿って命名します。このため、NIC名はハードウェアデバイスに対して永続的な名前となります。

 NICのファームウェアあるいはBIOSから固定的な論理番号が提供される場合は、「提供された情報に基づいて」以下の通りに命名されます(図2)。

photo 図2 「NICの固定的な論理番号が提供される」場合のNIC命名ルール

 一方、NICから固定的な論理番号が提供されない場合は、PCI(もしくはUSB)の物理的なロケーション(バスとスロットの番号)に基づいて命名されます(図3)。

photo 図3 「NICの固定的な論理番号が提供されない」場合のNIC命名ルール

「NetworkManager」でネットワーク設定を行う

 続いて、nmcliを使ったネットワーク設定のポイントを解説していきます。

ネットワーク機能のオン/オフ

 nmcli networkingコマンドで、Linuxシステムにおけるネットワーク機能全体のオン/オフを制御できます。

# nmcli networking on
ネットワーク機能を有効化
# nmcli networking off
ネットワーク機能を無効化

ネットワーク機能の状態を確認する

 nmcli networking connectivityコマンドでネットワーク機能の状態が表示されます。

# nmcli networking connectivity
# nmcli networking connectivity
完全
表示例

 コマンド実行時の状態は以下のいずれかで示されます。

nmcli networking connectivityコマンドの表示内容 意味
ポータル(portal) 認証が必要でインターネットへ到達できない
制限付き(limited) ネットワークへは接続されているがインターネットへの接続性がない
完全(full) インターネットへの接続性がある
不明(unknown) ネットワークの接続性が確認できない

ネットワーク機能を部分的に制御する

 無線LAN、LTEネットワークなどのネットワーク機能別での制御も可能です。ただし、いずれもクライアント環境で使うものなので、サーバ管理でこのコマンドを使うケースはほとんどないでしょう。

# nmcli radio [機能] [on|off]
機能名  
wifi Wi-Fi機能のオン/オフ
wimax WiMAX機能のオン/オフ
wwan ワイヤレスWWAN(LTEなどのモバイルブロードバンド)機能のオン/オフ

「デバイスの制御」を行う

 デバイスの制御はnmcli deviceコマンドで行います。

デバイスの一覧を表示する

 システムで認識しているデバイスの一覧を表示します。

# nmcli device
# nmcli device
デバイス  タイプ    状態      接続
enp3s0    ethernet  接続済み  enp3s0
lo        loopback  管理無し  --
表示例

デバイスの詳細を表示する

 より詳細の情報は、nmcli device showコマンドで表示されます。

# nmcli device show [デバイス]
# nmcli device show enp3s0
GENERAL.デバイス:                       enp3s0
GENERAL.タイプ:                         イーサネット
GENERAL.ハードウェアアドレス:           C0:3F:D5:69:E3:F2
GENERAL.MTU:                            1500
GENERAL.状態:                           100 (接続済み)
GENERAL.接続:                           enp3s0
GENERAL.CON パス:                       /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/0
WIRED-PROPERTIES.キャリア:              オン
IP4.アドレス[1]:                        192.168.0.235/24
IP4.ゲートウェイ:                       192.168.0.1
IP4.DNS[1]:                             8.8.8.8
IP6.アドレス[1]:                        fe80::c23f:d5ff:fe69:e3f2/64
IP6.ゲートウェイ:
デバイス「enp3s0」の詳細情報を表示した例

デバイスの接続/切断を行う

 デバイスの接続/切断は、nmcli device [connect|disconnect]コマンドで行います。

# nmcli device connect [デバイス]
デバイスの接続
# nmcli device disconnect [デバイス]
デバイスの切断

ソフトウェア(仮想)デバイスの削除

 VLANインタフェースなどのソフトウェアデバイスは、nmcli device deleteコマンドで削除できます(物理NICなどのハードウェアデバイスは対象外です)。

# nmcli device delete [デバイス]

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