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» 2016年08月08日 10時00分 UPDATE

どんな状況・要望にも応えられる現場力が身に付く:最強のネットワーク/セキュリティエンジニアを生み出すシスコ「CCIE Security」の秘密とは?

ITエンジニアにとって、一部の資格は現場で働くための基礎知識にすぎない。しかし、シスコシステムズの「シスコ技術者認定」は、本物の“現場力”を持ったエンジニアを育成するための試験として知られている。その最高峰たる「CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)」の保有者は、いかなる状況にも的確かつ迅速に答えを出せるエキスパートだ。その秘密はどこにあるのだろうか。

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“机上の空論”ではない「シスコ技術者認定」の実力とは?

 ITエンジニアにとって、自身の能力/技術力を最も端的に示す指標は「実績」である。このような煩雑なシステムを構築した、あのような難解なネットワークを運用してきたといった現場での経験は、エンジニアの財産でもある。

 だが、それはシステム構築や運用を任せるクライアントにとっても同じだろうか。エンジニア個人やインテグレーター、マネジメントサービス事業者などに業務を委託する際には、当事者が語る実績もさることながら、その実力/技術力を第三者が認定した指標があるとさらに信頼度は高まる。それが「資格」である。

 エンジニアにとっての資格は、“お飾り”と捉えられることも少なくない。机上の学習が、現場力に直接結び付くとは考えられないという認識だ。実際、基本的な知識を問う程度で、現場での実践と応用を重ねることで初めて自らの実力として身に付くものが大半だ。

 ただし、ある種の資格に限っては、現場力を鍛えていなければ取得できないものもある。シスコシステムズが認証する「シスコ技術者認定(Cisco Career Certification)」は、そうした現場力が要求される、価値ある資格の1つだ。

 シスコ技術者認定は「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」「アーキテクト」という5つのレベルに分類されている。さらに、エンジニア向けの資格は、「Routing and Switching」「Security」「Service Provider」「Wireless」といった、専門知識に応じたトラックが用意されている。

 このシスコ技術者認定の中でも「エキスパート(Cisco Certified Internetwork Expert:CCIE)」は、現場のネットワークエンジニアにとっての最高峰の資格となっている。シスコシステムズ製品のシェアや技術知識だけでなく、英語力や現場対応力、問題解決力をも問う高度な試験内容から、世界中で最も優秀なネットワークエンジニアであることを示す極めて価値の高い資格として認知されている。

ALT ▲シスコシステムズ IT認定とキャリアパス――エキスパート(http://www.cisco.com/web/JP/learning/certifications/expert/index.html

 ことネットワーク業界においては、CCIEに比類する資格は存在しない。つまり、CCIEホルダーを多く抱える事業者は、優秀な人材をそろえており、安心して業務を任せることができるというのが世界の常識でもあるのだ。

 本稿では、シスコシステムズで「CCIE Routing and Switching(R&S)」と「CCIE Security」の2つの技術者認定を保有する“ダブルホルダー”エンジニアである小林達哉氏(セキュリティ事業 コンサルティングシステムズエンジニア)と石川恒氏(シスコセキュリティソリューションズ マネージャ)の2人に、シスコ技術者認定を取得するメリットを聞いた

経験だけでは通用しない? “裏づけのあるスキル”シスコ技術者認定を取得する意義

ALT シスコシステムズ セキュリティ事業 コンサルティングシステムズエンジニア CISSP/CCIE#23483 Routing and Switching, Security 小林達哉氏

――シスコシステムズでの経歴と資格取得の経緯を教えてください。

小林氏 現在私は、セキュリティ製品のセールスを担当するエンジニアとして働いています。もともとは、IT商社の地方支店で8年ほどエンジニアを務めていました。2004年に当社に入社したときには、情報処理技術者試験以外の資格は一切保有していませんでしたが、シスコシステムズ以外のネットワーク製品も数多く取り扱ってきており、それなりに知識も経験も積んできたつもりでいました。

 入社後すぐに「CCNA(Cisco Certified Network Associate、現CCNA Routing and Switching)」を取得しましたが、私の知識・経験を超える試験内容で、正直なところ難しくて苦労しました。とはいえ、当社のエンジニアは、しっかりと“基本技術を学ぶことが当たり前”でしたので、業務で実践経験を積みながら、資格取得に向けて勉学に励みました。

 その後、現在の「CCNP(Cisco Certified Network Professional、現:CCNP Routing and Switching)」の取得を目指しました。当時はセキュリティ関連の業務も忙しくなりましたので、また本腰を入れるべきだと考えて「CCSP(現:CCNP Security)」の取得を目指すことにしました。

 CCIE R&Sを取得したのは、2009年です。自分の実力をクライアントに認めていただくために、取得を義務のように感じていました。しかし、極めて難しい試験内容に足止めされ、5回目のチャレンジでようやく合格となりました。その後、セキュリティ製品を販売するチームのエンジニアとなり、CCIE Securityも取得しました。

石川氏 私はエンジニアを経て、現在はセキュリティ事業のマネージャを務めています。

 私は1999年にシスコシステムズにSEとして入社しました。当時は汎用的なジェネラリストとしての役割がメインで、1つの分野に特化したスペシャリストとして資格を取得する機会はありませんでした

 その後、プロフェッショナルサービス部門に移動した際、お客さまへの対価として、自分たちエンジニアの価値を積極的にアピールする必要性が生じていました。チーム内でCCIEを中心に資格取得が推奨され、私自身もエンジニア/コンサルタントとして価値を高めるためには資格取得が必要と考えました。

 ここ10年でシスコのセキュリティに関する考え方も、フォーカスも変わってきました。その当時はセキュリティ分野のベンダーである一方で、ネットワークをメインに手がけていましたので、自然な流れとしてCCIE Routing and Switchingを取得しました。また、その当時からセキュリティ分野のエンジニア人材不足は指摘されており、制度が一般に確立されていないころから当社はいち早くセキュリティ分野の資格を提供していました。私自身、“セキュリティのスペシャリスト”という特色をアピールするため、まだ取得者が少ないかったCCIE Securityを取得しました。

 取得後は、コンサルティング業務の中で、お客さまへのプレゼンテーションやセミナー講演などの説得力を高められたことを実感するだけでなく、特にスキルの高いお客さまやパートナーのエンジニアから、エクスパティーズを提供する際の“裏づけのあるスキル”として認識してもらえました。

ひたすらソフトウェアやデバイスを触り続けて、現場力をたたき込む

ALT シスコシステムズ シスコセキュリティソリューションズ マネージャ CCIE#13341 Routing and Switching, Security 石川恒氏

──CCIEではどのような試験が行われるのでしょうか。また、どのような勉強が必要なのでしょうか。

小林氏 CCIEの試験では、ネットワークやセキュリティに関する知識を問う「筆記試験」に合格後、現場対応力が問われる「ラボ試験」に合格する必要があります。

 例えば、CCIE R&Sのラボ試験では8時間の制限時間があり、実際に手を動かしてネットワーク機器の設定とトラブルシューティングの課題に答える必要があります。また、CCIE Securityでは、制限時間内に与えられた条件下でセキュアなネットワークを稼働させることができるかどうかが試されます。

石川氏 特にCCIE Securityは、セキュリティに関する広範な知識や経験が問われる点が大きな特徴でもあります。さまざまな要件や環境に合わせて、いかなる事態に対しても正確かつ迅速な答えを導かなければならない――恐らく、実際のシステム構築や運用の現場で最も求められる能力だと思います。CCIEは“どんな状況にも応えられる実践力を問う”試験なのです。

小林氏 IT業界にはセキュリティに関する基本的な知識は概念を語れる人は多くいますが、現場でそれを実践し、手を動かして実際のシステムで役に立つ “生きたコンフィグ” を書ける人やトラブルシューティングができる人はどれだけいるでしょうか。

 CCIEの試験では、“誰がこんなネットワークを考えたのか”と問いただしたくなるほど難解な状況が出題されます。しかし、そのような困難を乗り越えられるからこそ、実際の現場においてもどのような状況にも的確な判断と対応ができるようになるのです。CCIEとは、そうした現場での“実践力を認定する試験”なのです。

 試験勉強の期間にはデモ環境を用意して、休憩時間や移動中にも、時間さえあればひたすらソフトウェアやデバイスを触っていました。

石川氏 私の場合は受験を1年後と定め、毎日少しずつ勉強しました。直前1カ月は、休日のほとんどを勉強に当てました。さまざまな要件や要望、状況を想定し、こうした方がよいのか、ああした方がよいかと悩み、いかなる状況にも対応できるように経験を積んできました。

 また、CCIEのラボ試験は、実際に回答するには8時間の試験時間が短く思えるだけでなく、少しでも悩めばタイムオーバーになってしまいます。そのため、できるかぎり“自分の中の引き出し”を多くするための勉強を行うように心掛けました。

 もちろん、非常に大変な思いをしましたが、合格したときの達成感は尋常ではありませんでしたね。

小林氏 私も「合格」の表示を見たときには、喜びで思わず叫んでいましたよ。

分からないことはない――CCIEの圧倒的な実力と説得力

──CCIE Securityを取得したことで、ご自身としてはどのようなメリットが得られましたか。

小林氏 CCIEは「現場力を身に付ける」ことができる希少な資格試験です。自分が優秀で使える人材であることの証明にもなりますし、自分の仕事に確かな自信を持てるようになります。

 特にCCIE Securityは、セキュリティ設計に関する最高峰の資格であると国際的にも認められています。

石川氏 世の中にはさまざまな資格が存在しますが、特にベンダーが提供するものはポイントソリューションのためのもので、ごく狭いスペシャリストのためのものであることが多いのが実感です。

 CCIE Securityの試験では、各セキュリティのプラットフォームをオーケストレーションでき、全てを網羅的に使えるようなスキルが求められます。つまり、シスコシステムズのベンダー資格でありながら、最終的には昨今の企業で求められている一般的なソリューション全てを取り扱えるようになります。CCIE Securityは、自分が持っているスキルが現場で生かせる、より実践的であることを保証する資格なのです。

小林氏 私はCCIE R&Sを取得するまでに試験を5回受けましたが、合格するころには「分からないことはない」と感じるまでになりました。1つの問いに対して、10個くらいの回答が出せるようになっていたのです。もはや、どんな難問が来ても大丈夫だと自信を持って言えます。

──これから資格取得を目指すエンジニアに向けてメッセージをお願いします。

小林氏 幸いなことに、当社はエンジニアのまま出世できる キャリアパスが充実しているので、私としては生涯をエンジニアとしてまっとうしたいと考えています。エンジニアを極めるという点で、CCIEの取得は重要な要素になると思います。顧客に対して説得力ある会話ができ、要望に応えられるかどうかを瞬時に判断できるようになれたことは大きな価値であると思います。

石川氏 CCIEはエンジニアの実力を示す資格として世界中で認められています。これからのセキュリティ分野に求められているのはオペレーション領域――いかにセキュリティを運用していくかという点がフォーカスされています。CCIE Securityはカバーする範囲が広いため、セキュリティ・エンジニアリングを支える最も有効な資格だと思います。キャリアの自由度が高まるという意味で、個人的には“最強のカード”を取得したと感じています。

 もちろん、経営者にとっても、強力な実践力/現場力を持つCCIEホルダーの確保、育成は非常に重要だと考えています。CCIEを持つエンジニアは、確かな価値を顧客に提供できるからです。私たちは、難度の高い業務を任せられることも多いですが、それだけの信頼を顧客から得ているということです。それは、資格者個人だけではなく、資格者を有する企業にとっても大きなメリットになることでしょう。

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提供:シスコシステムズ合同会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT自分戦略研究所 編集部/掲載内容有効期限:2016年9月7日

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