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diskpartを使ってWindows Vista/7のインストールUSBメモリを作る

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2009/04/24
対象OS
Windows Vista
Windows Server 2008
Windows 7
DVDーROMドライブを搭載しないPCにOSを再インストールするような場合、外付けのドライブを接続しなければならず面倒なことがある。
USBメモリにインストール・イメージがあると、これらのPCでもDVDーROMドライブを接続しなくて済む。
Windows Vistaで拡張されたdiskpartコマンドを利用すると、ブート可能なインストールUSBメモリが作成できる。

解説

 DVD-ROMドライブを搭載しないネットブックなどのノートPCにOSを再インストールするような場合、外付けドライブを接続しなければならず、少々面倒である。Windows 98以降がプレインストールされたPCならば、ほぼUSBインターフェイスがサポートされていることから、最近安価になっているUSBメモリにインストール・イメージが作成できると便利だ。しかし単純にインストールDVDの内容をコピーしただけでは、USBメモリから起動できず、インストール作業ができない。

 実はWindows Vista以降のdiskpartコマンドを使えば、ブート可能なインストールUSBメモリが作成できる。なお、diskpartコマンドを利用したパーティションの操作には危険が伴うので、その機能と意味を十分理解してから実行していただきたい。間違えて異なるパーティションを削除したり、サイズを変えたりしても、元に戻すことは一切できないので十分に注意して操作してほしい。

 なお、「Windows 7 USB/DVD Download Tool 」というツールを使ってブート可能なUSBメモリを自動作成する方法については、TIPS「Windows 7のインストールUSBメモリを作る(Windows 7 USB/DVD Download Tool編)」を参照していただきたい。

操作方法

 ブート可能なインストールUSBメモリを作成するには、Windows Vista以降のOSとインストールDVDが必要になる。残念ながらWindows XP/Server 2003のdiskpartコマンドでは、USBメモリが認識されないため、USBメモリに対するパーティションの操作が行えない。そのため、必ずWindows Vista以降のOSでの操作が必要になる(今回はWindows Vistaによる操作で紹介するが、Windows Server 2008/7でも操作方法は変わらない)。またWindows XP/Server 2003は、起動方法が異なるため、下記の方法ではインストールUSBメモリが作成できないので注意していただきたい(Windows Vista/Server 2008/7でのみ作成可能)。

 Windows Vista/Server 2008/7のインストール・ファイルは、合計で3Gbytes程度あるので、この容量以上のUSBメモリを用意する必要がある(Windows 7は一般公開されたベータ版での容量。製品版ではさらに容量が大きくなる可能性もある)。また編集部で試した限り、USBインターフェイスに直接接続可能なMicroSDカード・リーダーでもインストールUSBメモリ(MicroSDカード)が作成できた。

 まず、PCにUSBメモリを接続し、管理者権限を持つユーザーでログオンしたWindows Vista上で、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[コマンド プロンプト]を右クリックして、ポップアップ・メニューから[管理者として実行]を選択する。

 ここで「diskpart」と入力してdiskpartコマンドを実行する。すると、プロンプトが「DISKPART>」に変わる。ここで以下のコマンドを順番に実行していけばよい。ただし、「select disk 1」の「disk 1」の部分は、その前のコマンドである「list disk」で表示されたUSBメモリのディスク番号を指定する。ここを誤ると、システムやデータが含まれたパーティションをフォーマットしてしまうことになるので十分に注意していただきたい。またUSBメモリの内容はすべて消去されてしまうので、大事なデータが含まれていないかどうか事前にチェックしておくこと。

DISKPART> list disk
DISKPART> select disk 1
DISKPART> clean
DISKPART> create partition primary
DISKPART> select partition 1
DISKPART> active
DISKPART> format fs=fat32
DISKPART> assign
DISKPART> exit

一連のコマンドを実行した結果の画面
上記のコマンドを実行すると画面のようなメッセージなどが出力される。
サイズ情報と表示順序などに基づいて、USBメモリのディスク番号を確認する。このシステムでは、ハードディスクが「Disk 0」なので、USBメモリのディスク番号はその次の「Disk 1」になっている。複数のハードディスクが接続されているなどすると、USBメモリのディスク番号が異なるので注意が必要。
USBメモリ()のディスク番号を指定する。
FAT32でUSBメモリをフォーマットする。

 その後、以下のコマンドを実行し、Windows Vista/Server 2008/7のインストールDVDの内容をすべてUSBメモリにコピーする。ここでは、インストールDVDがD:ドライブ、USBメモリがE:ドライブに割り当てられている例を示す。さらにインストールDVDのbootフォルダにあるbootsectコマンドを実行し、マスター・ブート・コードを更新して、USBメモリからブート可能にする。なおオプションの「/nt60」はWindows VistaのBOOTMGRと互換性のあるマスター・ブート・コードを書き込むオプションだ(ヘルプは「bootsect /help」で表示される)。

C:\> xcopy D:\*.* /s/e/f E:\
C:\> cd /D D:\boot
D:\boot> bootsect /nt60 E:

 これでブート可能なインストールUSBメモリが作成できる。あとはOSの再インストールを行いたいPCのBIOSで、USBメモリから起動できるように設定しておけばよい。BIOS設定を終了すると、USBメモリから起動し、OSのインストールが開始される。End of Article

USBメモリから起動するためのBIOS設定
BIOSの設定画面を起動し、起動(ブート)オプションで起動デバイスの順番を変更する。BIOSによっては、事前にUSBメモリを接続した状態でBIOSの設定画面を起動しないと、USB MemoryまたはUSB HDDが「None」となってしまい、USBメモリからの起動が有効にならないものがある。事前にUSBメモリを接続しておくとよい。
起動の優先順位を変更し、USB MemoryをDrive0(ハードディスク)よりも上側に移動する。これでUSBメモリからの起動が可能になる。

この記事と関連性の高い別のWindows TIPS
Windows 7のインストールUSBメモリを作る(Windows 7 USB/DVD Download Tool編)
USBメモリによる情報窃取を防止する(USBメモリを読み出し専用にする)
USB Flash Drive ManagerでUSBメモリを管理する
USB大容量記憶装置ドライバを無効にする
Windows PE 2.0のブータブルUSBメモリを作成する
このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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