名古屋銀行、一斉送信メールに電子署名付加でフィッシング詐欺対策

2006/3/21

 サン電子は3月20日、名古屋銀行に一斉送信メールに電子署名を付加する電子メールセキュリティ強化ソリューションを納入したと発表した。

 サン電子が納入したのは、電子署名付加サーバ「SPIS-BOX SMS-110」。これは署名専用サーバを構築して電子証明書を一括管理するもので、一斉送信メールにもまとめて電子署名を付加することができる。署名専用サーバ1台当たり、約5万通/時間の署名付加が可能で、サーバを複数台設置することにより、さらに大規模な一斉送信メールにも対応できる。

 名古屋銀行では同製品を利用して、会員向け中国ビジネスレポートのメール配信サービス「名銀『チャイナクラブ通信』」の電子メールに電子署名を付加する。電子署名には日本ベリサインの「ベリサインセキュアメールID」を採用、なりすましメールやフィッシング詐欺の防止・抑制対策とする。

 サン電子の電子署名付加サーバ採用は、愛知県内地銀では愛知銀行に続き2行目。同社では今後も積極的に金融機関向けに同製品の拡大を進めていくとしている。

[関連リンク]
サン電子の発表資料

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