ペニンシュラホテルグループ、VoIPネットワーク構築で世界14拠点を接続

2006/9/29

 ザ・ペニンシュラホテル・グループとNECは9月28日、ペニンシュラのホテル・オフィス14拠点を結ぶ音声電話網とデータ網を統合したVoIPネットワークシステムを共同で構築したと発表した。

 同システムは、香港・北京・ニューヨーク・シカゴなどペニンシュラの14拠点に設置されている既存のNEC製IP-PBX「UNIVERGE NEAX 2400IPX」にIPネットワーク機能を提供するソフトウェアを追加し、他社製PBXには小型のゲイトウェイシステム「IPS-DM」を設置してIP対応に移行、グローバルVoIPネットワークとして再構築したもの。VoIPゲートウェイを設置する方法に比べ、初期投資コストを低く抑えることができた。

 これによりペニンシュラは、業務用国際電話の年間料金を大幅に削減できるとともに、世界各地のホテル予約を香港のコールセンターに集約、業務効率化を推進する。今後はホテル新設に合わせ、本システムを拡張していく計画。

[関連リンク]
NECの発表資料
ザ・ペニンシュラホテル・グループ

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