東急ストア、水産・青果商品サプライチェーンを効率化する新商品発注システム稼働

2006/11/7

 日本ユニシスは11月6日、東急ストアの水産部門・青果部門を対象に「生鮮市場商品発注システム」を構築、同社全店で稼働を開始したと発表した。

 同システムは、日本ユニシスのチェーンストア向けソリューション「OpenCentral plus 生鮮Web連携」をベースに構築したもの。店舗・本部をネットワークで接続し、荷受/仲卸各社(卸売業者)をWeb EDIで結ぶことで、相互にリアルタイムの情報共有を実現。店頭での販売動向をWeb経由でバイヤーに提供し、そのスポット買い付けを支援したり、大衆魚の相場情報、発注実績、納品実績などを提供する機能を有する。また、伝票処理を電子化することで、発注・原価確定・商品配送・仕入計上のほか、荷受/仲卸による納品確認・請求・支払いまでを効率化する。

 東急ストアでは、同システムにより中央・地方市場との緊密な情報連携を実現して高鮮度な商品の発注を効率的に行い、競合他社との差別化を図るとしている。また日本ユニシスは、OpenCentral/OpenCentral plusのさらなる拡販に努め、3年間で50システム以上の受注を目指すとしている。

[関連リンク]
日本ユニシスの発表資料
東急ストア

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