名古屋学院大学、負荷分散ソフトで同時750アクセスのキャンパスシステムを構築

2006/12/21

 ビーコンITは12月20日、同社のWebアプリケーションサーバ「BeaconIT Data Integration Suite(ForeSite)」(BDIS)を、名古屋学院大学がキャンパス・コミュニケーション・システムに導入したと発表した。

 名古屋学院大学は、2002年4月に事務局・教員・学生など約4000名が携帯電話を含めたWeb環境でコミュニケーションできる電子キャンパスシステムを構築した。大学特有の履修登録時の大量同時アクセスに対しては、低コストで負荷分散システムが構築可能な「BDIS」を採用した。

 2002年4月の履修登録時は問題なかったが、その後のログ解析の結果、最大で750もの同時アクセスがあり、サーバCPUも稼働状況100%に達していたことが分かった。そこでBDISの機能としてPage Serverを増設してソフトウェア的に負荷分散を行い、DBサーバのCPUとメモリを増設することで、同時750アクセスを可能とした。

 Webキャンパスシステム構築の結果、運用コストと消耗品コストなどの経費が全体で74%以上削減でき、さらに情報量やコミュニケーションも増加するなどの効果があった。現在は図書館システムとも連携、そのほか名古屋学院大学ではeラーニングの開発にも取り組んでいる。

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ビーコンITの発表資料
名古屋学院大学

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