中国電力、タブレットPC利用の巡視支援システムで点検業務を全社標準化

2007/3/7

 富士通は3月7日、同社のコンパーチブル型タブレットPC「FMV-P8230」が、中国電力の巡視支援システムに150台導入されたと発表した。同システムは、2006年12月から稼働を開始している。

 中国電力 流通事業本部では、水力発電所約100カ所、変電所約400カ所、および内燃力発電所と送電線の日常点検、修理などの保守を行っている。従来の点検業務は、現場で紙に記入したデータを、オフィスに帰ってからパソコンや専用端末に再入力するなどの方法で、事業所によって異っていた。

 2006年12月に稼働を開始した「巡視支援システム」では巡視担当者がタブレットPCを持って現場でデータを入力、帰社後にLAN経由でデータをサーバに送信できるようになった。これにより点検業務が標準化・効率化されるとともに、タブレットPCの利用により点検現場で資料閲覧も可能であるため、点検業務の質が向上した。

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富士通の発表資料
中国電力

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