気象庁気象研究所、日本SGIのデータ配信サービスで気象庁データ提供を開始

2007/9/13

 日本SGIは9月13日、気象庁気象研究所から気象庁データの配信サービスを受注したと発表した。気象研究所は同サービスを使用して9月1日より、気象研究コンソーシアムに参加する全国の研究機関に対する気象庁データ提供を開始している。

 気象研究コンソーシアムは、気象庁と日本気象学会の間で結ばれた共同研究契約「気象庁データを利用した気象に関する研究」に基づいて作られた包括的な枠組みで、日本気象学会の会員を対象に気象庁の気象データを提供する。

 気象研究コンソーシアムの運営委員会事務局が設置された気象研究所では、大容量の気象庁データを全国数十拠点の各研究機関にストレスなく提供するため、その基盤となるネットワーク・サービスを検討、データをストレスなくダウンロード可能である点、将来の拡張性が重視されている点を評価して、日本SGIのサービスを採用した。日本SGIは、同サービスを業務・資本提携関係にあるメディアエクスチェンジ(MEX)の高品質ネットワークとデータセンターを活用して提供する。

[関連リンク]
日本SGIの発表資料
メディアエクスチェンジ
気象庁気象研究所
気象研究コンソーシアム

[関連記事]
国立情報学研究所、次世代学術情報ネットワーク「SINET3」を運用開始(@IT NewsFlash)
DVD転送が5秒から4秒に、東大がネット最高速を更新(@IT News)
戸田建設、全国の建設現場へ緊急地震速報を配信する警報システムを開発(@IT NewsFlash)


- PR -

「ITmedia マーケティング」新着記事

Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき課題」1位は「ジェンダー平等」――SHIBUYA109 lab.調査
SDGsで挙げられている17の目標のうち、Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき...

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...