システム間の依存関係を明確に
ITIL V3対応の構成管理ソフトウェア、日本HPが発表
2009/02/04
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月4日、情報システムの構成情報管理ソフトウェアの最新版「HP Universal CMDB 8.0」(UCMDB)と関連製品を発表した。ITIL V3に基づき、ITシステムの一元管理が可能になり、システムトラブルやビジネスが要求する構成変更への対応が迅速になる。
UCMDBは別売の収集ソフトウェアを使ってサーバやネットワーク機器、ストレージのほかにSAP、Oracleなどの業務アプリケーション、Javaや.NETのアプリケーションなどから構成情報を収集する。集めた情報を継続的に監視することで、ビジネスに影響があるようなシステム障害が起きても、問題の切り分けを素早く行うことができ、大きなトラブルになる前に修正することができる。分散システムを含めてシステム全体の構成を可視化可能で、サーバやアプリケーションごとの依存関係を把握するためのインターフェイスも用意する。
日本HPのHPソフトウェア・ソリューションズ統括本部 ビジネス・テクノロジー・ソリューションズ事業本部 マーケティング部の長谷修氏は、UCMDBを使うことで障害発生時のビジネスへの影響度を測ったり、問題の切り分け、変更管理など「経営視点でのITサービス情報管理ができる」と説明した。「UCMDBを中心に、監視とインシデント管理、変更管理、リソース管理と運用のライフサイクルがスムーズに回っていくようになる」という。
新製品の位置付け。Universal CMDBはすべての運用管理ソフトウェアと連携して情報を収集し、構成管理情報を統合できる構成情報の収集ソフトウェア「HP Discovery&Dependency Mapping」も8.0にバージョンアップした。サーバなどにエージェントをインストールすることなく、情報を収集できるツールで、新版ではVMwareの仮想化環境にも対応した。HPは同時に、実ユーザーの体感レスポンスをベースにシステムのサービスレベルを監視する「HP Business Availability Center 8.0」、エージェントレスでサーバを監視できる「HP SiteScope 10」も発売した。
UCMDBは複雑なシステム構成が多い大手企業のIT部門のほか、すでにITILによる運用を行っている企業、資産管理ソリューションを導入済みの企業などをターゲットにする。最小構成価格は1008万円(税込)から。長谷氏は「今バージョンになって製品の成熟度が増した。エンジニアから見て現実的に実装可能になった」と話した。長谷氏によるとUCMDBは国内で5社が採用。HPのほかの運用管理製品など「すべての案件に対してUCMDBを提案したい」と話した。
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