経営分析ツール導入済みのサーバを提供、富士通とSAPPRIMERGYとSAP BusinessObjects

» 2009年06月04日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 富士通とSAPジャパンは6月3日、「SAP BusinessObjects」を使った経営情報分析を迅速に行うことができる「EIMファストスタートパック」を共同で提供開始すると発表した。ソフトウェアとハードウェア、サービスをセットにして提供する。

 両社は企業の経営データを経営情報として可視化し、ビジネス戦略を最適化する「EIM(Enterprise Information Management)ソリューション」を推進していて、共同でのマーケティング活動や販売活動を行ってきている。

 新たに発売するEIMファストスタートパックは、富士通のx86サーバ「PRIMERGY TX300 S4」にBusinessObjectsをインストールし、基本設定を行って顧客に提供。操作方法や経営情報分析の手法、導入評価方法などのサービスも提供する。

 EIMファストスタートパックは、事業分析モデルや販売分析モデルのベースシナリオを持ち、顧客のデータを収集、変換することで製品別の販売や部品供給、在庫状況などの現場の状況を可視化できる。これによって部門や業務単位で優先的に取り組むべき課題や施策が分かるようになると両社は説明している。

 価格は900万円からで7月初旬に出荷開始する。両社は今後3年間で100セットの販売を目指す。

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