セーフネット、仮想化対応を強化したソフト著作権管理製品仮想化環境でのクローン検知

» 2010年08月03日 00時00分 公開
[伏見学,@IT]

 セキュリティベンダの日本セーフネットは8月3日、ソフトウェアの違法コピーや不正使用を防止する著作権管理製品「Sentinel HASP 5.0」の日本語版を発表した。

Sentinel HASP 5.0 Sentinel HASP 5.0

 同製品はハードディスク内のアプリケーション、データ、数式、画像などさまざまなデジタルコンテンツを保護するほか、17種類のレポート作成機能「HASP Reporting Module」が新たに追加され、ライセンスキーの配布履歴や配布後の状態(有効期限切れなど)の追跡、配布したライセンスタイプの分析などが行えるようになった。

 さらに新製品では、仮想マシンや仮想ストレージなどの仮想化環境におけるライセンシング機能が強化された。具体的には、仮想化環境でのアプリケーション動作の許可、不許可のオプションが設定できるようになったほか、仮想マシンのクローン検知機能が追加されたことで仮想マシンのクローン作成防止が可能になった。

 従来のライセンシング技術では、仮想化されたマシンを実マシンと認識してしまい、ライセンスの不正使用を防げなかったが、検知機能によってCPU情報やMACアドレスなどの固有情報を組み合わせたマシンのフィンガープリントにライセンス情報をひも付けし、仮想マシンイメージを不正にコピーできないようにした。

 価格は4900円(税込)から。ライセンスキーはUSB型のハードウェアキーと、ネットワーク経由でアクティベーション(認証処理)を行うソフトウェア型キーの2種類を用意する。

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