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» 2015年11月13日 07時00分 公開

野村総合研究所が選択したDB基盤:金融機関向けSaaSに必要な三つの要件。Oracle Exadataはどう応えたか (3/4)

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Oracle Exadataの採用により大幅なコストダウンを実現

 NRIの金融クラウドでOracle Exadataを利用しているのは、銀行の投信販売業務のためのソリューション「BESTWAY/JJ」である。そのデータベース基盤としてOracle Exadataを全面的に採用し、2014年夏から本格的に稼働している。

 BESTWAY/JJは、大手銀行や信託銀行、地方銀行および第二地方銀行などで広く採用されており、NRIによると「(国内の)銀行全体でシェア約80%」だという。文字通り、日本の金融界を支えるビジネスプラットフォームであり、それだけにシステム障害が発生した際の影響は極めて大きい。このサービスの安定稼働をOracle Exadataが支えているわけだ。

 BESTWAY/JJへのOracle Exadata導入プロジェクトがスタートしたのは2013年のことだ。「ITサービスに対する強いコスト削減要求への対応」と「金融品質の実現」「絶え間ないデータ量/性能対策」という三つのチャレンジを掲げたこのプロジェクトで、竹本氏らはOracle Exadataを活用してそれぞれの課題を解決したのだという。

 「『コスト削減』については、データベースサーバーをOracle Exadataに集約することで達成しました。更改前は20台ほどのItanium2サーバーでデータベースを運用していましたが、それをDR用も含めて4台の「Oracle Exadata Quarter Rack」に置き換えたのです。これによってサーバーの台数を大きく減らし、ライセンスコストを抑えました。ファシリティコストや電力コストの削減もあり、データベース領域に関するランニングコストは全体として大幅に減っています」(竹本氏)

(「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」における野村総合研究所講演資料より)

オラクルとの密接な連携により“金融品質”を担保。PoCではバッチ処理が最大135.6倍の高速化

 「金融品質の実現」については、“金融統制に耐え得る対応が可能な体制の構築”をオラクルに依頼したと竹本氏は話す。「金融システムで障害が発生した場合、市場や顧客への影響の深刻度合いによっては、深掘りした原因の追及と対策が求められる」(竹本氏)からである。

 その内容だが、まず障害の切り分けを「Oracle Auto Service Request」によって迅速化し、専任のフィールドサービスエンジニアが分析を行う体制を整えた。また、障害調査については、オラクルの保守サービスで故障調査と解析、再現を行う。そして、米国のオラクル本社と直接やりとりするダイレクトパスを整え、何か起きた際にはオラクルが速やかに対応するという三段構えにより、NRIは金融品質を実現した。

(「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」における野村総合研究所講演資料より)

 データ量および性能への対策については、PoC(Proof of Concept:導入前実機検証)を行うことで性能を見極めた。ただし、環境面や時間的な制約から、「精度の高いPoCを実施するのは困難だった」としつつ、単純にOracle Exadataに移行するだけで速くなったケースもあれば、チューニングが必要な部分もあったと竹本氏は振り返る。

 「例えば、バッチ処理のモデルケースにおいて、ある処理は708.3秒から10.8秒に大幅短縮、さらにチューニングすることで4.5秒となり、157.4倍も高速化できました。しかし、別のモデルケースでは、Oracle Exadataへの単純移行だけでは旧環境よりもわずかに性能が低下し、チューニングを施すことで12.83倍まで高速化できました。このため、Oracle Exadataではどのような処理が速くなるのか、逆にどういう処理ではチューニングが必要なのかの見極めが難しい部分がありました」(竹本氏)

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年12月12日

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