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SEの仕事とは、たこ焼きにマヨネーズをかけるようなもの?〜適正の「りある」えんじにあ解体新書(2)(2/4 ページ)

「SEって真面目できちょうめんな人がなるんでしょ?」「他人とコミュニケーションを取るのが苦手だから、SEに向いているかな」――SEに向いている性格、向いていない性格はあるのでしょうか。SEの現実を分かりやすく解説する本連載。今回は、現役SEがエンジニア100人に聞いたアンケートを基に、適正の「りある」を紹介します。

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あなたはどんな性格ですか?

 次に、SEの皆さんに聞いたアンケート結果から、今回のテーマの答えに迫ります。一つ目のアンケートは、「現在SEの皆さんは、どういう性格か」です。自由回答方式で答えてもらいました。

 注意していただきたいのですが、アンケート結果はどんな人がSEに向いているかの直接の答えではありません。しかし、アンケート結果にあるような人が実際にSEとして活躍している、ということは、間接的にこういう性格の人がSEの仕事に向いている、もしくはSEという仕事に適合できる、ということでしょう。

SE100人に聞きました「あなたはどんな性格ですか?」


順位 項目 票数
1 細かい、きちょうめん 20
2 真面目 16
3 温厚 10
4 短気、厳しい 8
5 マイペース、適当 8
6 慎重 7
調査方法:左門至峰による独自調査(マクロミルモニタ利用)
調査対象:全国20〜59歳のシステムエンジニア
調査期間:2012年7月
有効回答数:103サンプル

 結果は、私が知るSEそのものを表していると感じます。詳しく説明しましょう。

SEは「漫画を1巻からきちんと並べる」A型が向いている?

 1位の「細かい、きちょうめん」は、SEの職業病ともいえる性格です。

 システムは人間のように感情で左右されることはありません。情熱やフィーリングなどを、システムは理解できないからです。プログラムで書いた通り、コマンドを打った通りに動作します。

 ですから、SEは設計書を丁寧に作り、一つ一つの作業を確実にします。ちょっとしたミスが大きなトラブルにつながることを知っているから、「きちょうめん」にもなりますし、6位にある「慎重」にもなります。好きで細かい人間になっているのではなく、自然になってしまうのです。コンビニではお釣りが正しいかをきちんと確認したり、漫画が1巻から順に並んでいないと気が済まなかったりする、典型的なA型のような性格になります。

 自分が細かいのはいいのですが、仕事仲間のSEが細かいのは結構面倒です。要件(必要な条件)がぼんやりした仕事をお願いしたら、「それはいつまでにやればいいですか?」「役割と責任を明確にしてください」「ドキュメントのフォーマットを決めてください」「数字は全角ですか? 半角ですか?」などの細かな質問をしてきます。

 相手の言っていることは間違っていないのですが、プロジェクトの立ち上げ時には、細かいことが何も決まっていないのは、ままあることです。こんな質問を受けると、(自分の細かさは棚に上げて)「SEはなんて面倒な生き物なのだ」と嫌になります。

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