米HP、米マーキュリー・インタラクティブを45億ドルで買収

2006/7/27

 米ヒューレット・パッカード(HP)は7月25日(米国時間)、米マーキュリー・インタラクティブを45億ドルで買収する最終合意書に署名したと発表した。

 買収は、マーキュリー発行済株式を1株当たり52.00ドルの株式公開買付で取得するもので、買収終了後マーキュリーはHP子会社と合併し、HPのソフトウェアビジネス部門となる予定。

 マーキュリーは、1989年に創立された大規模システム向け管理・運用ソフト大手。35カ国以上で事業を展開し、日本法人もある。昨年から企業情報システムに関わる「開発・テスト」「導入・運用」「ITガバナンス」の各フェイズの製品をまとめ、「BTO」(Business Technology Optimization)を実現する「Mercury BTO Enterprise」というコンセプトを提唱していた。

  HPのトマス・ホーガン(Thomas E. Hogan)ソフトウェア担当上級副社長は、「HP OpenView製品とMercury BTO Enterprise製品の組み合わせは、計画から開発、運用までのITライフサイクル全体のための1つの完結したソリューションの中で、企業ITマネジメントの多数のビルディングブロックを統合するだろう」としている。

[関連リンク]
米Hewlett-Packardの発表資料
Mercury Interactive

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