日商エレクトロニクスは販売するBPMスイート「Savvion BusinessManager」のモデリングツール「Savvion ProcessModeler」の無料講習会を6月に始める。ProcessModelerは4月下旬からダウンロードでの無料提供を期間限定で行っている。日商エレクトロニクスはProcessModelerを使ったビジネスプロセスの無料診断も7月に始める予定で、国内顧客の獲得に力を入れる。
Savvion BusinessManagerは日商エレクトロニクスが2007年10月から販売する米SavvionのBPM製品。Javaベースで、ビジネスプロセスのモデリングやシミュレーション、ワークフローベースのWebアプリケーション、業務ルール、業務フローの設計と開発、ビジネスプロセスの実行、監視などの機能を持つ。国内では製造業中心に30システム程度が動いている。4月下旬にフリーで提供を開始したProcessModelerを使えばビジネスプロセスのモデリングやシミュレーションができる。日商エレクトロニクスによると、提供開始後3週間で60件程度のダウンロードがあった。フリーでの提供は7月21日までの予定。
6月から月2回のペースで行う予定の無料講習では、ProcessModelerの基本機能とモデリング手法について学習する。さらに7月には日商エレクトロニクスによるProcessModelerを使った業務プロセスの無料診断を始める。ビジネスプロセスを説明するヒアリングシートをもとに、日商エレクトロニクス側がProcessModelerでモデリング、シミュレーションを行ってプロセスの可視化を行う。ビジネスプロセス上のボトルネックを含めて、診断結果をレポートする。提供は先着30社。日商エレクトロニクスは「顧客企業の改善点を分析することで、今後の提案活動、コンサルティング活動につなげることができる」と話している。
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