ネオジャパン、メール返信機能などを強化したCRMソフト自動返信機能や担当者の自動設定機能を搭載

» 2008年06月11日 00時00分 公開
[大津心,@IT]

 ネオジャパンは6月11日、顧客対応システム(CRM)の最新バージョン「desknet's CAMS V2.5」をリリースした。新バージョンでは、自動化による対応速度の向上やデータ管理の強化を図っている。

 「desknet's CAMS」は2005年2月にリリースされた、Webベースの顧客対応システム。メールや電話での対応内容を共有し、業務効率化や顧客満足度の向上を目指す。通常、コールセンターやサポートセンターでは顧客対応を複数人で行うため、対応者間の情報共有が重要となる。そのため、新バージョンのメール対応機能では受信したメールの共有や担当者の振り分けや返信などを行う機能、電話対応機能では問い合わせ内容と対応状況を記録する機能を搭載している。

 新バージョンとなるV2.5では、メール対応力強化のため「メールの自動返信機能」「担当者の自動設定機能」「未対応メールの警告表示機能」の3点を追加したほか、セキュリティ強化のために、送信禁止ドメインの設定機能を追加した。価格は、5ユーザー版で15万7500円から。

 担当者の自動設定機能とは、顧客からのメール受信時に自動的に担当者を割り当てる機能で、前回の担当者がいる場合にはその者が引き続き対応するように割り当てることも可能。また、対応もれがないように、メールや電話などで返事をしていないメールがまだある場合には、警告を出すこともできる。

 使いやすさの面では、顧客を従来の検索で見付けるだけでなく、グループ分けして顧客を関連付けることができる「グループ検索機能」を追加した。また、ダイレクトメール送信時に顧客管理機能と連携し、あて先のメールアドレスを設定できる機能も搭載した。

 ネオジャパン マーケティング統括部 プロダクト広報担当 松村佳菜子氏は、「いままでで180部門で採用されており、30ライセンスくらいの購入が多い。ある信用金庫は金融庁から毎日20〜30通来るので、そのメール対応に見落としがないようにdesknet's CAMSを利用している面白い事例がある」とコメントした。

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